発達障害の社会人１年生　金曜の夕方！突然に！

この記事を初めて読んで下さる方へ

１１月中頃の金曜日。

次の日の土曜日は、野球チームの練習があります。

J君と２年目の先輩は、野球の練習の時に４年目の先輩に

退職する時期を聞き出す予定でいました。

何時もの様に、仕事をしていたら夕方になり突然！

I先輩

「J、明日、明後日は休みやし今日はオレと一緒に残って

片づけの流れを覚えるか？」

新入社員は残業なしのルールなので、上司から

言われない限りは、勝手に残る事は出来ません。

I先輩

「上司らは、今日は会議って言ってるし、Jが残ってても

ばれる事はないし！ただ、残業代が付かんから

オレも、お前もタイムカードは定時に切る事に

なるけど・・・」

どうやら、上司達には内緒で、２人でタイムカードを切ってから

やるようです。

J君は元々、サービス残業や早出などは、拒否タイプなのですが

片づけに関しては、J君自身もずっと気になっていたので

今回を逃すと、次いつまた教えてもらえるか分からないと思い

「上司に内緒でやるのは、今回のみ！」と言う条件で

I先輩の意見を受け入れる事にしました。

先輩が言ってた通り、いつもJ君があがる定時少し前に

上司

「今日は、会議やから行くけど、J君はキリの良い所で

帰れよ～～」

I先輩と、J君は一旦、タイムカードを切り

再びエリアに戻りました。

他にもまだ残ってる社員もいましたが、特に誰も

２人が戻ってきた事については何も言いません。

J君は、３０分程度で終わると思っていたようですが・・・

I先輩の説明は細かく、まずは１通りの機械周りの片づけ。

そして翌日の前準備。

先輩が細かく説明しながら、ゆっくりと進めていきます。

J君は、聞きながら、見ながらメモを取り、何となく

一通りわかったかな？と感じた頃

I先輩

「毎日、一緒の作業ではないから、スケジュール見ながら

教えていくわ」

エリアには、約１週間分のスケジュールが貼ってあります。

今、一緒にやったのは月曜分

火曜～金曜まで、それぞれのパターンを口頭で説明する！

と、先輩が言い出しました。

この時、J君は直感しました！

きっと消えてしまう！と感じたJ君は

そのまま先輩の説明を聞き続けていました。

気が付くと、時計は２０：３０

そこに会議を終えた上司立が見回りに来て

通常ならこの時間にいるのは

●夜勤スタッフ（１３時から２２時まで）

●朝の勤務でも、残業申請を出してる人

上記の人達しか、いるはずがないのに・・・

I先輩と、J君がその場にいるのを見た上司は

上司

「何でおるねん！どういうことやーー

J君はまだ、新入社員やから残したらあかんやろ！

お前も、残業申請出てないぞ！

こんな時間まで、何してたんや？」

I先輩

「J君に、片付けの流れを教えてました。」

上司

「今せんでもいいやろー。金曜日やからって

あかんぞ！さっさと帰れ！」

上司がかなり怒っているので、I先輩とJ君は

早々にエリアを出る事に。

J君だけ先にロッカーへ行き、I先輩は遅れてロッカーへ