発達障害の社会人2年生 時短勤務での心配事?

J君の奮闘記 社会人編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

前回の記事で、時短にも関わらず大量の出荷を

スムーズに進めて、驚かれたJ君ですが

J君の考え方は

 

社会人J君
社会人J君

包装も梱包もしなくて良いので

機械を回す事だけに集中出来る!

時短とは言え、効率よくやって行けば、納期スケジュールも

商品作成のみなら、時間内に終わらせることは可能!

 

自分なりのスケジュールを組んでいました。

元々、体力もあり機械を回すスピードも早いJ君。

商品を作っては、ドンドン流していき

2つ先まで作り終えたら、納期の早いものから

包装、梱包までやります。

ただ、時短なのでどうしても包装、梱包途中で

終業時間になってしまいます。

途中までは、新人君と2人で作業をしているのですが

新人君は、J君と比べると体力が無いため

中々、スピードUPは望めません。

2、3回やった作業でも久しぶりの作業になると

新人君

「これ、忘れました・・」

 

社会人J君
社会人J君

え?もう2、3回やったはずやで?

取りあえず、思うようにやってみてー

 

新人君が包装する様子をチェックすると

ゆっくりだけど、出来ています。

社会人J君
社会人J君

できるやん!

新人君

「先輩、そろそろ帰るんですよね?

僕一人で、これ全部ですか?」

J君にしてみれば、1人でも余裕?と言える量なのですが

新人君にとっては、ちょっとしんどい様です。

 

社会人J君
社会人J君

まぁ、出来るだけでいいんで頼むわ~

明日は、明日で又増えるし、お互い時短やから

出来る限りやるしかないから!

 

なんとも不安そうな新人君です。

任せるしかないので、新人君の様子を

エリア部長と、夜勤メンバーに伝えて、なるべく

フォローに入ってもらえるようにお願いし

 

社会人J君
社会人J君

無理せんでいいからなー、終わらん分は

明日、オレがするから!

 

新人君

「はい、頑張ります」

J君は、自分の事より新人君が気になる様です。

また、別の日には、同期のSさんの助っ人があり

これも、J君ではなく新人君に任す事になりました。

午前中に、エリア部長からJ君とSさんに

伝えられていたのですが、Sさんにしてみれば

勝手のわかっているJ君の方が良い様で・・

Sさん

「J君、ちょっとだけでもこっちはいれん?」

 

社会人J君
社会人J君

いや、機械回さんと間に合わんから

新人君に任せるしかないでー

 

Sさん

「分かってるけど・・」

新人君が出勤し、Sさんは新人君に説明を

するのですが・・暫くすると

Sさん

「J君、新人君が見本をお願いしますって

言ってるんやけど・・」

 

社会人J君
社会人J君

は?初めてじゃないやろ?取りあえず

やらせて、横でチェックしてやったら

大丈夫やで!

 

J君も時間が無いため、何度か一緒にやった事がある

作業については、取りあえずやらせてみて

様子を観て欲しいのです。

新人君も本当は出来ない訳じゃなく

任される事が不安で、毎回1回は見て欲しいと

思っているだけなんです。

※気持ちは、わかるのですが・・※

暫くして、チラッと2人の様子を見ると

包装が進んでいません。

J君は仕方なく、手を止めて新人君の所へ

社会人J君
社会人J君

何してんの?

新人君

「1つだけ、見本見せて下さい」

 

社会人J君
社会人J君

これ、初めてじゃないやろ?

覚えられないんやったら、メモ取ったら?

取りあえず、1回やってみ?

 

ゆっくりですが、新人君は出来ている様子

社会人J君
社会人J君

出来るやん!

新人君

「不安です、2人共帰るんですよね?」

新人君は出来ない訳じゃなく、自信が無いんです。

そんな新人君にJ君はあえて

 

社会人J君
社会人J君

オレは、自分の機械もあるし、いつも

見てあげれんから、出来る事は1人でやってやー

 

終業時間になると、機械のキリの良い所まで

やったら、上がります。

同期のSさんは、新人君の事が気になる様で

30分から1時間程度残って見守ってる事もあるようです。

部長からも、早く帰るように言われているのですが、

Sさんの性格なのか?1人置いて帰れない!と

思ってしまう様です。

そんな日が、続いた頃

 

社会人J君
社会人J君

Sさん、心配なのは分かるけど、ここは

夜勤メンバーと部長に任せて、帰った方が

いいと思うで!

 

Sさん

「分かってるけど・・」

 

社会人J君
社会人J君

いつまでも、見守ってたら、アイツの為にも

ならんし、任せるとこは任さんと!

 

Sさんの心配症は、そう簡単には無くならず

この後も、暫く見守りが続いていたようです。

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