発達障害の社会人2年生 広島での葬儀 後編

J君の奮闘記 社会人編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

前回の記事の続きです。

広島での葬儀で、若手男性と言う事で

棺の担ぎ手になったJ君。

そのまま、全員で火葬場へ

ここで、待ち時間の間に、昼食になるのですが

J君は周りの年配の人にお茶を配ってたり

食べ終わったゴミを回収したりと、率先して

動いていました。

それでも何となく場が持たないのか

少し気疲れしたのか?

社会人J君
社会人J君

オカン、ちょっと外出よう!

2人で外に出ると、外でもやはり親族が何人か居て

●あれ?親子仲いいね~
●まだ若いのに、しっかりしてるね~
●男前やから、彼女おるやろ~~?

ここでも又、質問攻撃!

時間になり、お骨を拾う時、またもやおじーちゃんが

J君の横にピッタリついていました。

J君の横で何やら説明しています。

ちょっと不思議に思っていると、岡山のおじさんが

Yさんの横に来て説明してくれます。

岡山のおじさん

「なんで、J君に色々話してると思う?

Yは、女やろ?お父さんは自分が居なくなったら

J君が表に立たないといけなくなるから

1つ1つ話してるんやで。

広島の家族とは苗字が同じやから

次に何かあるとしたら、年齢的にも

お父さんかもしれんやろ?そうなると

広島の家族の代表と表向きに話をするのは

J君になるからなー」

Yさんの家の田舎では、しきたりの様なものが

今でも残っていて、女性は前に出てはいけない!

事になっています。同じ苗字を名乗るのは

Yさんの家族4人と広島の家族の一族です。

長男家系がYさんの家族の方なので、今は

年齢的にもおじーちゃんが1番年上なので

問題も無いのですが、自分にもしもの事があった時は?

そんなことばかり考えていたおじーちゃん。

今回、広島の家族の1番上のおじさんにも

J君の事を紹介し、J君にも挨拶するように

促していました。

まだ、19歳なのに田舎ならではのしきたりが

課せられるJ君。

Yさんが女性である以上、おじーちゃんの次は

J君になってしまうようです。

社会人J君
社会人J君

じー!こうなったら、長生きしてやー!

おじいちゃん
おじいちゃん

長生きしたって、いつかは死ぬんやで(笑)

じーが死んだら、Jが頭や!

社会人J君
社会人J君

広島の人、めちゃくちゃ人数多いやん・・

こっちはオレ1人やろ?不公平や~~

 

不公平や~には、笑ってしまいますが、現実的には

そうなっちゃうんですね

Yさん
Yさん

まぁ、オカンがJの後ろで操るから

大丈夫やでー(笑)

社会人J君
社会人J君

よろしく頼むでー

おじいちゃん
おじいちゃん

Yは口だけで、当てにならんぞ~~(笑)

今から、プレッシャーをかけるのも可哀想なので

何とか話題をそらしてみたYさん。

約、1ヶ月後には納骨をする為に、再び

今度はお墓のある島根県で会う事になります。

葬儀も全て終わり、このままとんぼ返り

帰りはほぼ、J君が運転したそうで、

夜、9時ごろに帰宅。

翌日、J君は午前半休を使う事無く、

いつも通り出勤したそうです!

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