発達障害の社会人2年生 節分でのこだわり!

J君の奮闘記 社会人編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

2/2の節分の時の事。

毎年この日は、スーパーで恵方巻を

買ってきます。

おばあちゃんが、毎年方角もチェックするのですが

「南南東」「黙って食べる」

おばあちゃん
おばあちゃん

今年は、南南東らしいで~

社会人J君
社会人J君

へ~

Yさん
Yさん

どっち向いたらいいの?

おばあちゃん
おばあちゃん

さぁ~(笑)

どっちでもいいやろ!黙って食べや~

それぞれ、食べ始めるのですが、気が付くと

いつもの様に、会話をしているそうで・・

Yさん
Yさん

毎年、黙って食べた事ないな~

社会人J君
社会人J君

毎年、方角も気にしてないし!(笑)

おじいちゃん
おじいちゃん

まぁ、いいやん。

おばあちゃん
おばあちゃん

恵方巻、食べたらいいねん!

毎年、今年こそは黙って食べきろう!と

約束するものの、必ず喋ってしまいます。

もう1つの行事が、この後待っています。

歳の数だけ、豆を食べる!

J君は、小さい頃からこの節分の豆が大好き。

保育園の頃は、園の3時のおやつに

豆と、他のおやつが一緒に出るのですが

ほとんどの子は、他のおやつは食べても

豆は、食べたり食べなかったりなのに

J君は、豆に夢中でお友達に

J君幼少期
J君幼少期

他のおやつと、豆を交換して~

とお願いするぐらい!

小学生になった頃からは、家族分の豆を

J君が分けてくれます。

おじーちゃんと、おばーちゃんは数が多い・・・

J君は毎年ティッシュの上に、歳の数だけ

キッチリ数えて、渡してくれます。

J君
J君

じーと、ばーは、いっぱい食べれていいな~

ぼくは、8才やから8個だけやし・・・

ここでも、独特のルールがあって、

まずは、歳の数だけ食べるのですが

「ごちそうさま!」をすれば、その後は

袋の中に残ってる豆は、好きなだけ食べてOK!

毎年、おじーちゃんとおばーちゃんが、長~い時間を

かけて食べてる間、J君は袋に残ってる豆を食べながら

J君
J君

全然、減ってないな~、頑張って!!

必死に応援する姿が、とっても可愛いい!

そして、必ずリタイヤするおじーちゃんとおばーちゃん。

おじいちゃん
おじいちゃん

もう無理や・・後はJが食べていいでー

J君
J君

もう~仕方ないな~(笑)

そう言いながらも嬉しそうに、豆をもらうJ君。

小4ぐらいまでは、しっかりと

J君
J君

鬼は外!福は内!

J君は時々、食べながら豆まき!

歳の数だけ、豆を分ける作業は、

中学、高校になってもずっとしっかりやっていました。

中学の反抗期の時でも、ちょっとダルそうな感じで

中学生のJ君
中学生のJ君

じーと、ばーは、何粒や~?

小さい頃から変わらず、ティッシュの上に分けてくれます。

今年のJ君は?

勿論、ティッシュを広げて、おじーちゃんとおばーちゃんと

Yさんの分を分けます。

最後に、自分の分を19粒。

社会人J君
社会人J君

オレは、皆の分必死に分けてるのに・・

1番少ない・・・

19歳になっても、小さい頃と変わらず

同じやり方をするJ君。

毎年、数の多いおじーちゃんと、おばーちゃんを

羨ましそうに見ています。

 

Yさん
Yさん

毎年、おじーちゃんとおばーちゃんは

食べきれないから、分けなくても良くない?

しんどいやろ?

社会人J君
社会人J君

いや!歳の数だけ豆を食べるんて

決まってるから、ちゃんと数えないと~

Yさん
Yさん

でも、オカン以外は歳の数だけ

食べてないやん!

社会人J君
社会人J君

それはいいのーー!

分ける事が大事やから~

J君にとって、「食べる、食べない」より

「歳の数だけ分ける」に拘っているようです。

 

毎年、4人分の数を分けるJ君を見るのが

Yさんの楽しみの1つ。

残った豆を、全て食べるJ君は、

いくつになっても、やっぱり可愛いですねー

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