小学3年生のJ君 今まで通っていた専門医から別の医大を紹介され
そこへ通う事に! 初診扱いの為、細かい検査となります。そこで出会った
先生からの言葉がYさんの心にとても響いたそうです。
先生「いくら医学的な検査をしたり、データを出してもやはりこの子に
一番いいのは、母親の直感です。これから先高学年、中学生に進めば
この子は人1倍・・いや・・3倍ぐらいの悔しい思いや、つらい思いをする事が
あると思います。でも、この子は何とも いいキャラをしているし、なにより
かわいい!このユニークさを大切にしてください。」
そして続けて・・こうも言われました。
先生「この子はとても分かりやすい子ですね。自分の事を話されてるとわかってますから
突然、話を中断してきたり、注目をあびるような行動をしてみたり、でも質問されると
興味の無い事には、知らん顔 興味がある事はとことんしゃべる!
周りの子供と比べないで。この子のペースがあるからね。シンプルで愛される子
だと思いますよ。」そういって、J君に関わりながら、観察しておられたそうです。
とても優しい目でJ君を見てくれる 先生!何回も先生の名前を教えるけど、
全く覚えようとしないJ君 しかし、先生はそれもまた すごくかわいいと!
そうおっしゃったそうです。
学習面については・・
先生「LDなのかADHDなのかどちらの傾向が強くて、書くことが困難なのか?
正直微妙ですが、どちらにしてもこの子にとって書くことは一苦労です。
行やマス目、小さい字、漢字、アルファベットもちろん カタカナやひらがなに
至っても、同じ年の子と比べて3倍の努力をしても、半分以下の成果しか得られない
なので、3倍頑張らせるのではなく、この子の努力を認める。あとは生活の中で、
書くという作業を、なるべく多く自然に取り入れて、体全体で書くことを
覚えさせてみてください。まずは、大きく!興味のあるもので!これに関しては
お母さんの直感で!」この様におっしゃられたそうです。
Yさんは、J君にとっての書くことの困難さは大きい
母として何ができるのか?親子でしっかり、マイペースにチャレンジしていく事!
改めて、考えられたそうです。
書くことを生活の中に取り入れる この医大の先生から言われた事
Yさんは色々と考えて、 J君にとっての興味のある事を考案!
① ノート1枚にマジックで大きく漢字を1文字。
書く漢字は教科書ではなく、J君の好きなアニメの主題歌の中から習ってる漢字をを
1日に5枚(5文字)選んで書く。1週間続けると35枚(35文字)それを
箱の中に入れて、適当に引いた紙の漢字を、まずは 読む!そして
ホワイトボードに大きく書く! この様にされていたそうです。
そうするとJ君は、好きな歌なので読めなくても、漢字を形として認識
している様で、歌いながら思い出し、読んでいきます。これがJ君の覚え方です。
後は、とにかく書く!大きく遊び感覚で、ホワイトボードに書いていくのです。
これは、遊びとしてとらえていて、とっても楽しんでやってたそうです。
気が付くと、箱の中には100枚以上の紙がありました。
引くたびに、漢字の1文字で その字を見て どの主題歌かすぐにわかり、
必ず口ずさんでいたそうです。書くことに苦労するのは、大変です。今はパソコンや
スマホなどで、手書きが少なくなってます。しかし、学生の間(高校生ぐらいまで)
この間は書かなくてはいけないんですよね。まだまだ、J君は漢字だけではなく、
ひらがな、カタカナも大変です。ここからYさんの試行錯誤のアイデアが
飛び出していきます。J君にどれだけ楽しく学ばせたのか?
少し長くなりますので、次回にアップしていきたいと思います。
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