この記事を初めて読んで下さる方へ
J君の小さい頃の特徴として、特に強かったのが
「いつも通り」と言う拘りです。
保育園から帰って来ると、家の前で少し遊んでから
「お風呂」⇒「夕食」の順番で過ごしていました。
休みの日に外食する時も、この順番は崩せない為
おじーちゃんと一緒にお風呂に入ってから、
外食に行っていました。
ある日、家で焼肉をしよう!と言う事になり
夜ご飯は、焼肉やで~
やった~~!!
臭くなるから、焼肉の後にお風呂に入ろう!
お風呂が先!決まってるから~
おじーちゃんと、おばーちゃんが言っても
「いつも通り」じゃないと、落ち着きません。
ここまでは、予測通り。
J君の言う通りに、おじーちゃんと先にお風呂に入ってから
焼肉をスタートします!
食べ終わったJ君は・・・
くさい・・・
※J君は、特に臭いに敏感な子なので
気になってしまいます。
焼肉の日だけは、お風呂後にしない?
くさいの嫌やろ?
ママともう1回お風呂に入る~!
順番は崩せないので、もう1回入る事に・・
小さい時はこれでもいいのかな?と思いますが
いつまでも、このままでは良くない!
何か手を考えないと・・・
J君に、しっかり理解させるためのYさんの秘策。
①先ずは、早めに伝える。
カレンダーを見ながら、5日前ぐらいから伝えます。
次の日曜に、焼肉しよう!お風呂はどうする?
お風呂は先!
②前日にも確認する
明日焼肉だよ~。お風呂は先なんだよね?
食べた後、くさくなっちゃうよ?
いいの!お風呂は先って決まってるから!
③当日にも、確認する
今日は、焼肉やね~、お風呂はやっぱり
先に入る?
うん!先に入るー
焼肉の特別ルールはどう?
くさくなるから、焼肉の日だけは
お風呂が後!って決めたらどう?
う~ん、急に言われても・・・
まだ、3~4歳のJ君にとって
「いつも通り」を変更するのは大変なようです。
●「いつも通り」=「お風呂が先」
●焼肉の後は、くさくなるから、嫌・・・
どちらの思いも分かりますが、J君自身が
自分で「焼肉特別ルール」を受け入れるのを
待つしかありません。
焼肉のたびに、①から③の会話を繰り返します。
J君が「焼肉特別ルール」=「お風呂が後」を
受け入れてくれるまで、何回も繰り返したそうです。
焼肉の後、ママと一緒にもう1度お風呂に入る事に
なったJ君にお風呂の中で
2回入るのしんどくない?
う~ん・・・でも、くさいから・・
焼肉特別ルールを、1回だけでもいいから
やってみない?
う~~ん・・・
そう簡単には、受け入れられない息子です。
粘り強く、時間をかけて!これしかありません。
ある日突然!
ママ、特別ルールやってみようかな~?
遂に、J君からこの言葉が出ました!
1回経験すれば、何とかなる子なので、
その後は勿論、「焼肉特別ルール」=「お風呂は後」
が出来るようにになりました!
この「焼肉特別ルール」は、ほんの1例です。
この様な拘り、譲れないルールなどが、発達障害の子の
日常生活の中で、沢山あります。
小さい時は良くても、大きくなって困るかな?
と思う事は、時間をかけ、繰り返し、繰り返し
伝え続け、理解させる事で受け入れる事が出来ます。
20歳になったJ君は?
★今日は、腹が減ってるから、メシが先!
★今日は、雨にぬれたから、風呂が先!
★プロ野球見たいから、風呂は後!
★汗かいたから、取りあえず風呂~!
その時々で違い、必ず「お風呂」⇒「夕食」の
拘りはありません。
大きくなると、変化も受け入れしっかりと
成長していくものなのですねー。
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