発達障害の社会人2年生 今年も来ました!年賀状!

J君の奮闘記 社会人編
スポンサーリンク

この記事を初めて読んで下さる方へ

11月も終わりの頃、全社員の住所リストを

持って帰って来たJ君。

J君の会社は、今でも全社員が全社員に

年賀状を出す!という決まりがあります。

去年、この事を知った時・・・

社会人J君
社会人J君

年賀状が嫌なんで、会社をやめま~す!

本気で嫌がっていたJ君。

※LD(学習障害)もあるJ君は、書く事が苦手です。

しかし、一旦出すと決めたら?

真面目な性格なので、拘ります。

●裏面のパターンを3種類にする。
●ひと言だけは、自分の字でメッセージを書く。

「書く事が苦手」「こだわりが強い」

この2つの特徴もある為、大変な作業になります。

今年は?

社会人J君
社会人J君

オカン!これ、今年のリストな。印付いてる人は

新しい人と、住所が変わった人。よろしく~

J君は、興味の無い事は、自分で出来る事でもやる気がなく

去年も、この住所リストをパソコンに入力していったのは

Yさんです。

※Yさんは、パソコンが苦手
Yさんの入力を実際見てみると、心配になるぐらい
キーボードの位置、そこまでガン見?って思っちゃいます。

とっても苦労しながら?結構楽しみながら?

長い時間をかけて、作成していました。

去年頑張ったので、今年は入力リストがあるので

印が付いている新しい人と、変更有の人だけを

変えて行けばいい!すぐに出来るはず!

まずは、年賀状ソフトの住所リストを開きます。

変更だけの人は、比較的簡単ですが、

新しく入って来た人を追加するのは?

Yさん
Yさん

な~、この人の下の名前なんて読むの?

住所にカタカナとアルファベットと数字が混ざってる・・

Yさん
Yさん

どうやって打つの?

1つ1つ質問するYさんの横に、ピタリと張り付いて

「パソコン教室」が始まります!

社会人J君
社会人J君

去年もやったやん・・まず、ここ押して!

J君が入力した方が絶対早いのに、あえてYさんに

教えながら、入力させるJ君。

その様子をおじーちゃんが見ていて・・(去年も見てました!)

おじいちゃん
おじいちゃん

Yが打つと、夜が明けるんちゃうか~(笑)

J君は、スマホ片手に、苦戦しているYさんを見て

楽しんでいます。

何とか、新しい人も追加できた時

社会人J君
社会人J君

さて、これで入力は終わったな~ 次は~

Yさん
Yさん

次?何?

社会人J君
社会人J君

次は、辞めた人が誰なのかはリスト内に無いから

去年作成したリストを今年のリストと

見比べて、リストに無い人を消すねん!

Yさん
Yさん

辞めた人の削除。

まぁ消すだけなら、すぐに出来る!と思ってたら

ここは、手作業なのね・・・

Yさんは、去年作成したリストと、もって帰って来た

今年のリストをチェックして、辞めた人を見つけて行き

J君に確認してから、削除していきます。

J君は横で、スマホをいじりながら、チラチラと

チェックしてる感じです。

何とか、住所リストも完成し、次は裏!

社会人J君
社会人J君

★もう、ひと言手書きはしない!
★去年は、3パターン作ったけど、今年は1つで!

去年思った以上に、苦労したので、今年は全て

パソコンで作成するようです。

とは言え・・・裏を作るのもYさんで

パソコンを扱うのは苦手でも、

年賀状ソフトの中に入ってる挿絵などを

入れる作業は、好きな様です。

Yさん
Yさん

えー、今年は1パターンだけなん?

社会人J君
社会人J君

全員一緒でいいねん!

取りあえず、出したらOKやから~

去年は、ちょっとしたこだわりの為

苦労したJ君だったので

今年はシンプルに行くようです!

こんな風に自分の拘りに対して

手を抜く事が出来るようになったのは

ある意味、成長の1つかも知れないです。

Yさんは、少々物足らない感じですが

今年は、J君が苦労する事無く

無事に、年賀状の作成を終える事が出来ました!

社会人J君
社会人J君

できた~~!

Yさん
Yさん

ほぼ、オカンが作ったやん!

社会人J君
社会人J君

まぁ、いいやん。これで少しはパソコンも

覚えられて良かったやろ?

すぐ忘れるやろけどな~(笑)

Yさん
Yさん

まぁ、その通りですけどー(笑)

去年は、拘りの為、年賀状のわずかなスペースに

ひと言入れようと頑張り、書く事が苦手なJ君は

非常に苦労しました。

※LDの子は文字の大きさやバランスが取れない為

限られたスペース内に文字を収めるのが大変です。

今年は、拘りを捨てられたのは、本当に成長した!と

なんだか、ちょっと嬉しくなりました。

去年のJ君の拘りは・・

コメント