第1話
17世紀、朝鮮王朝時代。ウォルサング率いる人の血を吸う吸血鬼の一味と、獣の血を飲み人間の間に紛れて暮らす吸血族が反目し合っていた。
ある日、兵曹判書の子息で成均館の儒生ジェミンは森の中で毒蛇に噛まれるが、不思議な魅力をもつ娘マリに助けられ、彼女が吸血族とは知らずに心を奪われる。
マリが賤民だと知っても想いを断てずにいたジェミンに高官の娘チョ・アラとの縁談が持ち上がる…。
第2話
吸血鬼の頭ウォンサングは戦争を起こす計略を邪魔した吸血族の頭ペギを挑発する。
それに対して戦いも辞さないと言い放ったペギに腹を立てたウォンサングはチョ・アラを使いペギの娘であるマリを陥れる。
ジェミンは窮地に陥ったマリを助け、2人の距離は縮まるが、父親からアラとの政略結婚を受け入れるよう迫られているジェミンは、
政略結婚を回避するために武科に受かるべく武芸に励むのだった。
第3話
ジェミンが許婚のアラの前でマリに思いを打ち明けるのを見たジェミンの父は激怒する。
マリの身に危険が及ばないよう都を離れる決心をしたジェミンだったが、吸血族の長老の忠言で思い止まり、マリと婚姻の約束を交わす。
一方、ジェミンの親友シフは吸血鬼の討伐隊である銀血司(ウンヒョルサ)に加わる。
討伐の動きがあることを知ったウォンサングは銀血司の武器を作る職人を殺すため、アラと取り引きし、マリを手にかけようとするが…。
第4話
兵曹判書であるジェミンの父は吸血鬼の資金の出どころを突き止め、銀血司を出動させるが、吸血鬼の力に圧倒され退却を余儀なくされる。
戦いでウォンサングに血を吸われたシフは、瀕死の状態に陥る。
シフを救う唯一の方法が吸血鬼の血を飲ませることであると知ったジェミンは、吸血鬼探しに乗り出す。
その頃、ウォンサングは国を手中に収めるために、懐妊中の王妃のおなかの子を吸血鬼にしようと企んでいた。
第5話
ウォンサングの策に嵌り、銀血司が待ち構える洞窟に行ったマリは、吸血族の助けで難を逃れるが、
マリとシフが吸血鬼であることを知ってしまったジェミンは衝撃を受ける。ウォンサングは、野望の実現のために王妃とマリを拉致する。
しかしウォンサングと戦ったジェミンは、噛まれて危篤に陥る。
ジェミンを吸血鬼にせずに助ける唯一の方法を知ったマリは意を決してジェミンのもとへ向かう。
第6話
時は現代。人間とヴァンパイア族が平和協定を結び共存する世の中となっていた。
ある日、ジェミンが通う希望高校にマリという少女が転校してくる。
通学電車でマリと出会ったジェミンは、どこか陰のある彼女に惹かれ近づこうとするが、ヴァンパイアである彼女は正体を知られないよう周囲に心を閉ざしていた。
マリの作曲ノートを拾ったジェミンは、母親への反発でやめてしまった大好きな音楽への思いを再び抱きはじめるが…
第7話
テレビ出演したことをヴァンパイア統制機関に咎められたシフは転校を命じられるが、転校先は偶然にもジェミンとマリが通う希望高校だった。
ジェミンが一緒にバンドを組もうとマリを誘っていることに嫉妬したアラは、陰でマリに嫌がらせをしはじめる。
自分の体操服にトマトジュースのシミをつけ、マリを犯人に仕立てたため、
アラの友人たちはマリを激しく責めるがジェミンとシフがそれぞれのやり方でマリをかばう。
第8話
マリは、以前電車の中で血を吸いたい衝動に駆られた相手がジェミンだと気づく。
ある晩、マリの弟が行方不明になる。普段他人のことには無関心なジェミンが手を尽くして捜したため、
マリとジェミンは特別な仲だと噂になり、アラはますます嫉妬心を募らせる。
マリはユンジェから頼まれ、アラへの対抗心もありジェミンが率いる軽音部に入部する。
バンド活動を通して、ジェミンとマリの距離は徐々に縮まっていくが…。
第9話
願いが叶うという灯台で互いの気持ちを伝え合うジェミンとマリ。
その幸せも束の間、マリがヴァンパイアであるという噂が同級生の間に広まる。
ジェミンは噂の真偽を確かめようとマリの自宅を訪ねるが、彼女はすでに姿を消したあとだった。
一方、自分のせいで両親が安置刑となった事実を知ったシフも、姿を消してしまう。
ある日、マリの母親からマリがいなくなったと連絡を受けたジェミンは、直感的に願いが叶う灯台へと向かう。
第10話
灯台でヴァンパイアであることをマリから告白され、衝撃を受けたジェミンは、直後に誤って海に転落してしまう。
マリに助けられ一命を取り留めたジェミンは最近の記憶を失っていた。一方、ヴァンパイアの能力を使ったことでマリは安置刑となる。
新学期を迎えた希望高校。そこに「人間との共存プロジェクト」の一環として、ヴァンパイアであることを明かしたうえで通学することを条件に刑を解かれたマリが戻ってくる。
第11話
ジェミンは事故の前にマリとバンド活動をしていたことを知り、記憶を取り戻すためマリに助けを求め、
代わりに「共存プロジェクト」に協力すると約束する。まずジェミンはマリとできるだけ一緒にいることにする。
以前の記憶がないジェミンの態度はつれないが、マリはそばにいられることを喜ぶ。
しかしジェミンは、あることをきっかけにヴァンパイアへの嫌悪感を募らせ、マリを突き放す。マリは荷物をまとめ学校から去ろうとするが…。
第12話
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