この記事を初めて読んで下さる方へ
前回の記事は「思い出話」おばーちゃん編でしたが
今回は、おじーちゃん編です。
おじーちゃんの思い出に残ってる話は
じーは、パン事件やな~
パン事件とは?!
J君が年長さんの頃、夕方におじーちゃんが、多量の
菓子パンを買って帰って来ました。
その時は、どんなパンがあるのかチェックするだけで
食べるのは翌朝!
朝一番に、仕事にでるおじーちゃんは、菓子パンを1つ
食べてから、出勤!
続いてYさんが、2つ食べて出勤!
そして、保育園に行く為に、いつもの時間に起きたJ君。
昨日のパンは?たまごのパン食べる~
何と・・・J君の食べたいたまごのパンは、
おじーちゃんが、食べていました。
じーじが食べたから、他のパンにしよう!
J君が好きそうなパンは、おじーちゃんもYさんも
分かっていたので、それ以外を食べたつもりでしたが
J君の好きそうなパン=おやつによく食べてるパンなのですが、
朝ごはん用のパンは、別だった様です。
このチーズのパンは?
こっちのクリームパンも好きやろ?
朝は、たまごのパンやの!
そう言って、テーブルの下に隠れて泣き出します。
もう何も食べない!
保育園も行かへん!
ずーっとここで泣いとくから~~
Jちゃんの、たまごパンな~~~い~~~!!
おばーちゃんは、すぐにおじーちゃんに電話!
携帯越しにも、J君の雄叫びが聞こえてた様で・・・
すぐ帰る!
可愛いJ君の為に、さっさと会社を抜け出し、帰宅するおじーちゃん。
※この頃は、会社でも上の立場だったので融通が利いたようです(笑)
Jちゃ~~ん、そんなところで泣いてないで
出ておいで~~
じーじが、たまごパン食べたからや~
ごめんごめん、車に乗って一緒に
買いに行こう!
他のパンはいっぱいあるけど、「たまごパン」と
決めていたJ君は、他のパンはダメなんです。
※ここでも、発達障害の子の特徴が良く出ています。
決めたものは絶対なんですね
今から?じーじの車で?
そう!今からじーじーと一緒に!
食べたら、保育園まで、車で送っていくで~
ドライブが大好きなJ君は、何とかテーブルの下から
出て来ました。
大泣きしている5歳の子をだっこしたまま
車まで行って、パン屋さんで無事たまごパンを買い
家に戻ってくる頃には、すっかり機嫌もなおって
一安心!
おばーちゃんも一緒に車に乗って
保育園まで送っていきました。
仕事から帰ったYさんは、おじーちゃんとおばーちゃんから
話を聞かされます。
Jちゃんが、たまごパン食べるって知ってたか?
いや・・いつも、チーズかクリームちゃう?
それはおやつ!!朝はたまごって決まってるやろ?
おじーちゃん、おばーちゃん、Yさんの三人は、
そんなん、聞いてない~~!って心の中で叫んだそうです(笑)
これ以来、種類がいくつかある物全てにおいて必ず、
「Jちゃんは、どれ食べる?」と
事前に確認する事に!
このパン事件の話を現在のJ君に話すと
ほんまに、Jは大変やったんやでーー(笑)
とか言いながら、可愛い孫やろ?
確かに、可愛かった!
え?過去形?今もかわいいやろ~?
大きいけどなー(笑)
小さい頃でも、20歳になった今でも、
可愛い孫には変わりないですよね
このパン事件の事はJ君も覚えていた様で、
これがあってからは、絶対に「J、どれ食べる?」って
聞くようになったな~
オレが食べたいパンを、ピンポイントで食べてしまう
じーもなかなか、面白いな!
会社から、それだけの為に、戻って来るのも凄いわ・・・
おばーちゃんが、おじーちゃんに電話した時に・・・
じーが、Jのパン食べたんやから、なんとかしてや!
私は知らんでーー。早く帰って来て!
おばーちゃんの圧力に負け、帰って来たおじーちゃん?
じーが買ってきてくれたパンやったのに、
大変な目にあったよな~
いや・・楽しい家族や(笑)
今だからこそ、笑って話せる良い思い出です。
子供が癇癪を起す原因も、発達障害のお子さんだと
普段の生活の中での、配慮で抑える事が出来るようです。
子供が起こす癇癪は、ただ泣き叫んでいるとか
大暴れしているではなく、
そうなる原因が必ずあるんです。
そしてそれをうまく伝えられない子供は、伝える手段として、
癇癪を起す事が多いので、
その原因を、出来るだけ理解してあげる事が大事。
自閉症スペクトラム障害といわれる発達障害のある子供の場合、
まず最初に必要な相手の気持ちや意図を理解する
というステップを通過することが難しく、
J君の場合も、自己調整や衝動性のコントロールを
行うことが難しい傾向にあったようです。
分かっていても、親も、ついついイライラしてしまうんですよね・・
家族みんなでJ君の事を、しっかり理解してる姿は凄いです。
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