この記事を初めて読んで下さる方へ
J君の居る製造部では、日々機会を回す時
自分のパソコンに、種類・作る数を入力します。
入力すると、「目標タイム」が表示されます。
J君は、あまり気にした事が無い様で
見ない事もあるようです。
パソコンの上のスタートボタンを押してから
機械を回しはじめ、最後の1つを作りおわったら
終了ボタンを押します。
ここで、自分の作業時間が出て来て
目標タイムとの差も出て来ます。
時には、夕方から回し始めて、翌日も続きを
する時などもあるのですが、そんな時は
スタート⇒中断⇒再開⇒終了の順に
ボタンを押せば自動的に作業時間内だけを
出してくれる様になっています。
J君は、ほぼ気にする事が無いので、あまりチェックも
しない様なのですが、この日は終業時間まで
後、1時間程度と言う所で手が空いたので
明日する予定分を、前倒しでやろうと思い
パソコンに種類と作る数を入力すると
目標タイムが、3時間30分と出ました。
3時間30分か~中断になるな・・
まぁ、少しだけ進めとくか!
(心の声)
久しぶりに目標タイムをチェックしたJ君。
スタートを押し、機械を回し始めます
終業時間ギリギリの所で、回し終わるJ君。
不思議に思いながらも、終了ボタンを押しました。
ん?おかしいやろ?あれ?これって
包装と梱包時間も含まれる?
いや、違うな・・・
(心の声)
あまりにも、目標タイムと作業時間に差がある為
何となく、気になりながらもこの日は帰ります。
翌日になり、やはり時間差が気になるJ君は
過去のデータを確認する事に!
やはり、どれをチェックしてもかなり差があります。
あ~、目標タイムが間違ってるんやろな^
(心の声)
しかし、どうしても気になるJ君は
エリア部長に確認をする事に!
僕の、目標タイム 間違ってると思うんですけど・・
エリア部長にも、過去データを見てもらいます。
エリア部長
「何で、間違ってるって思ったん?」
差が大きすぎるんで・・・
一体、この目標タイムってどうやって
決められてるんですか?
それにしても、差が大きすぎます。
エリア部長
「J君の前任者(I君)は、約3年間この機会を
担当してたんやけど、I君はJ君と違って
回すスピードが遅かったやろ?
この目標タイムは、ほぼI君の作業時間の
平均やでー
それをJ君が、ほぼ半分以下にしてるから
2年後ぐらいは、J君の作業時間に合って来るでー(笑)」
はぁ・・・じゃ、これは目標タイム
じゃないですね(笑)
目標タイムの設定の意味が解ってからは
毎回チェックするようになりました。
目標タイムと、自分の作業時間の差が
どのぐらいなのか?
一体、前任者のI先輩は、どのぐらいの
時間をかけてやっていたのか?
そのあたりを、自分なりに確認したい様です。
オレには、無理や・・この作業で3時間も
かけるなんて・・。
逆にどうやったら、そんなにスローペースで出来る?
あ、でも・・オレが平均タイムを短くしてしまうと
後任者が、しんどくなるんか・・う~ん。。。
まぁ、いいか!!
(心の声)
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