発達障害の社会人１年生　初めての忘年会！楽しい？最悪？

この記事を初めて読んで下さる方へ

前回の記事で、忘年会当日ちょっと課長と揉めてしまったけど

仕事が終わると、全社員スーツに着替えて、社章を付けて

忘年会に向かいます！

J君は、１Fの課長とのやり取りが、納得いかず

少々イライラしていました。

忘年会の場所までは、３年目の先輩と一緒に！

この３年目の先輩は、野球部では無いけど同じ高校出身。

この先輩とは、気が合う様ですが、残念ながら１２月いっぱいで

退職が決まっています。

会場に着くとそれぞれ席が決められており、

幹事さんに案内されて、席に着きます。

大体のメンバーが部署内のメンバーでかたまっていたので

J君も２Fの若手メンバーあたりと思っていました。

しかし、何とJ君だけが

社長・製造部統括部長・営業部統括部長・J君

この４人の席に・・・・

他の若手社員も、ベテラン社員も思わず

「あれはないやろ・・Jがかわいそうや・・」

 

 

何で、こんな席になってるのかは不明ですが

拒否する事も出来ないので、

言われるままに、社長や統括部長の所へ・・

新入社員の歓迎会とは違い、忘年会なので

社長の挨拶と、乾杯が終われば、各席で自由に

楽しめるはずなのですが・・・

J君は、席が席だけに動けず？

社長挨拶の前に・・・

社長

「J君は、まだ未成年やけど乾杯ぐらいは

自分の判断で、ビールでもウーロン茶でも

好きにしていいで！」

社長

「もう、社会人なんやし、変な気は使わんで

いいねんで？別に強制してるつもりもないから

ホンマに、自分の好きにしたらいいで～」

そして、乾杯！

J君は勿論、ウーロン茶！

乾杯が終わり、各席で食べたり、飲んだりが

始まるのですが、J君はメンバー的に

色々考えて、終始世話役に徹する事とに決めました！

社長、統括部長たちは、段々お酒も入り

昔話に花が咲いていました。

すると突然、社長が

「まだ、この頃（会話の昔話）には、J君は生まれてないやろ？

平成何年生まれや？」

社長

「若いな～～、ほら、遠慮せんと食べや～～」

やはり、歓迎会の時と同じく「食べや～～」攻撃です。

社長は、お刺身が苦手なようで、J君が取り分けた

お刺身の皿を、そのままJ君の側へ・・

※実は、J君も発達障害の子に多い「感覚過敏」なので

生ものは苦手なんです。

でも、社長から回ってきたので、仕方なく

ほぼ、ウーロン茶で流し込んでいました。

すると、統括部長達はJ君がお刺身が好き！と

思い込み、まだ残っているお刺身の皿ごと

J君の所へ・・・

J君は、とに角、この場から抜け出したい！と思い

唯一、席を離れる事が出来る方法！

社長たちは、酔っているので頻繁にトイレにいく

J君の事も気にならない様子(笑)

J君が席を立つと、必ず３年目の先輩も席を立ち

トイレで集合！

３年目の先輩

「J、あの席最悪やろ・・・」

３年目の先輩

「社長たち酔ってるし、気が付かんから

オレらの席に来たらいいのにー」

トイレから戻る時、エリア部長からも声が掛かります。

エリア部長

「J君、席しんどいやろ？変わろか？」

エリア部長

「大丈夫か？ちゃんと食べてるか？」

J君は、社長が席替えOKと言わない限り

自分の席で、世話係をすると決めていました。

やっと、1次会が終わりました！

J君は、いち早く会場を出ると？

エリア部長

「J君、2次会は？」

他の上司達

「え？この後？若いな～～(笑)」

J君は、2次会を振り切って、駅へと向かいます。

その頃、2年目の静かな先輩は、上司達に捕まり

2次会コースに連行されてたそうです。

1度帰宅したJ君は、スーツから私服へ着替え

高校時代の「家族」メンバーと合流！

 

やっと、社長・部長から解放され、気の合う仲間

との楽しい時間が始まります。

そして、帰って来たのは勿論、土曜の朝だったそうです。

※社章は、落とさず無事でした！(笑)