発達障害の社会人1年生 I先輩からの引継ぎ!朝の様子 その2

J君の奮闘記 社会人編
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前回の記事

前回の記事の続きです。

朝の準備でも、とに角J君から見ると、エンジンがかかるのが

遅い様に見えるI先輩。

そんなI先輩の動きをJ君は、毎日見ています。

そして、J君が出勤してから仕事を開始するまでの時間で

やる事を、目で見てチェック。

元々、準備系(サブ的な事)は得意なJ君なので

ゆっくりマイペースで動く先輩を横目に

エンジン全開で動いて、次々と自分の物にしていきました。

J君は全て、目で見て学ぶ子なんです。

発達障害のJ君は、「目で見て学ぶ」事が身に付いているんです。

●これは、J君が小学校5年生ぐらいの頃から、少しずつ
自然に身に付いて来ています。
J君の特徴の1つに、説明が理解できない!という事があります。
授業中でも、友達の遊びでも、注意事項や、ルールを
理解する力が、周りの友達よりも弱いため、
分からなかったら、取りあえず友達の真似をする!
これが始まりで、理解出来ない事は、見様見真似で
何とか皆に合わせていました。
中学、高校と、成長するにつれて自然と
「見て学ぶ(覚える)」がスタイルになっていました。
注意事項などは、視覚支援が有効的なんですね!

J君が出勤する前に、I先輩が何をしているのか?

段々と分かって来たJ君。

やらなくても、機械の周りを見ていたら

何となくわかるらしいのです。

 

社会人J君
社会人J君

オレが来るまでに、どんなことをやっているか

口頭で教えてください。

 

口頭で教えてもらって、頭に入れる!

朝からすぐに動く事の出来るJ君は、ゆっくりタイプの

先輩の動きは、口頭説明だけで理解できたようです。

エリア部長はそんなJ君に

「J君が、出勤してからやってる事は大体身に付いてるし、

今、I君が先にやってる事は、J君なら1回やれば

大丈夫やと思う。今のままで朝の流れは問題ないで。」

 

 

小さい頃、理解力が弱くて、苦労していたJ君でしたが

人間の本能?生きていく為に自然に身に付いた

「見て学ぶ=視覚支援」が今の、J君の助けになっています。

それは、いいとして、先輩に合わせようとしない

(出勤時間)

自分のスタイルを貫くのも、ある意味J君らしいんでしょうが、

こーゆー所は少し、心配でもありますね。

 

 

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