この記事を初めて読んで下さる方へ
社会人になって、2ヶ月を過ぎたJ君。
J君が配置換えとなった1Fは、4名で2人ずつに分かれて
作業をしています。
① 重くて大きいけど、ゆっくり動く。
② 軽くて小さいけど、早く動く。
①②とも、それぞれ、リーダさんと30代の社員さんで
J君と派遣の人がサブについています。
サブの2人は、①も②もどちらも出来る様になるのが
このチームのベストなやり方らしく、
まず、J君は「若い」「体力有り」「入社したばかり」
①からスタート!
始めの頃は、言われた事をやって行く感じでしたが
何日かすると?
●この少し、間が空くタイミングで何か出来ないか?
●リーダーが隙を見て動いているけど、あれはオレでも出来るか?
●○○は、位置をこちらのほうがやりやすい!
J君なりに、考えて動いているようです。
そんな様子を見ていた課長は?
課長
「J君は周りを見て動けるタイプやな~
まだ、入社して2ヶ月で配置換えになって、
まだ1ヶ月もたってないのに、素晴らしい動きや!
そろそろ、早い方の②もやってみるか?」
派遣の人とチェンジして、②の早い方を
課長と一緒にサブの体験。
課長
「こっちは、早いからスピードについて行くんやでー」
少しの間、課長が見本として行い、J君は動きを見ていました。
課長
「ちょっと、やってみるか?」
始めは、バタバタとやっていたJ君ですが
慣れてくると、何とかスピードのついて行ける感じ
だったそうです。
(※J君本人は、かなり必死だったようです)
リーダーさんと30代の社員さんに、
「②のサブは初めてやから、30分ぐらいで終了させて
①に戻りてやってな」と伝えて
課長は、会議が有る為、出て行かれたそうです。
30分すぎた頃には、J君がスピードにしっかり
対応でき、すごく集中してるように見えたらしく
「もう30分すぎたので、①に戻っていいよー
②は、毎日少しずつ時間を長くして行って
慣れていこう!」
まだ、出来ます!やっとスピードに慣れてきたので
もう少しだけ、お願いします。
「ムリするなよ!しんどくなったら言えよ!」
J君は、どんどんスピードに慣れ、早さに慣れていくのが楽しくて
ずーーっと続けていました。
そこへ戻ってきた課長
課長
「J君!まだ、②で頑張ってたん?」
はい!
課長
「あれからずっとか?」
何と、J君は気が付けば2時間もやっていたそうです。
リーダーさんも、30代の社員さんも
これを見て、あえて止めなかったそうです。
課長
「いきなり、2時間連続はしんどいやろ?」
全然大丈夫ですよ!
課長
「じゃ!明日もやるか!」
ここから暫くは、J君が②のサブ担当になりました。
課長が、J君に②のサブを教えたのは、
①②とも、どちらも出来る様になってほしい為
今いる、派遣の人が残念ながら、近々辞める事になり
次の派遣の人が来るまでの間、1時的に3人になります。
①の方は、ゆっくりなので何とか1人体制でも
リーダーさんなら大丈夫なのですが、
②の方は、スピードがあるので、必ずサブが必要なようです。
J君が②のサブを出来る様になるのが、会社としては
不可欠だった為、課長が自ら教えていたのですが、
いい意味で、全員の予想を裏切ってくれたJ君。
翌日からは、ほぼ課長のフォローなしで、②の
サブをこなすことが出来る様になったJ君。
●動きが早くて、楽しい!
●すぐに、時間が過ぎる
●もっと、他の作業に時間を回せるように
日々、スピードアップしたい!
やはり、体を動かす方が好きなJ君。
課長
「最近の若い子は、言われた事しかできなくて
時間が空いても、指示がないと動けない子が多いけど
J君は、自分で考えて、周りを見て動いて、どんどん出来る事が
増えて行ってるし、効率よく動こうとしてるのが分かる!」
と言って、ほめてくれてるそうですが、J君は
それって、当たり前の事やんな~
と言っていたそうです。(笑)
仕事熱心で、頑張り屋のJ君は
会社でも、その集中力を発揮しているようです。
上司からも、信頼され社会人としては
まずまずのスタートを切ったので
これから、安心してみていれます。
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