J君とママの奮闘記 番外編 自分と向き合う事が出来るまで!

番外編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

J君が、小学校5、6年になった頃には

J君自身も発達障害について、少し理解し始めていました。

 

J君
J君

オレは、皆とは少し違う。皆より沢山努力しても

皆と同じように出来ない事もある。

 

とは言え、まだ小学生です。

現実に向き合うのは、難しい・・・

少し反抗期も入って来た頃で、「うるさい!」「関係ない!」「あっち行け!」

こんな言葉が多く出る様になってきていました。

しかし、いつの間にか泣いて暴れる事は少なくなり、

自分自身でも少しずつ変化が見られてきたように思います。

ある日の何気ない会話の中で

J君
J君

オレ、次生まれ変わっても、母さんの子で産まれてくるわ

Yさん
Yさん

ほんまに?又、自閉症かもよ?

J君
J君

又、自閉症でも、やっぱり母さんがいい!

Yさん
Yさん

なんで?

J君
J君

母さんとなら、一緒に苦労しても大丈夫!今もそうやろ?

Yさん
Yさん

小学校1、2年の頃は、「何でこんな子に産んだの?お母さん嫌いーー」

そう言ってた子が、5、6年生になり自分なりに、

障害とも向き合い始めているんだな~と感じました。

「やっぱりお母さんがいい!」この言葉は、私にとって

今までの苦労を全て吹き飛ばしてくれる

魔法の言葉でした。

 

中学生になったJ君は

●周りの友達に、自分が発達障害であることを知られたくない!
●支援学級に在籍するけど、通常教室での入り込みを希望

小学生の頃は、1日に1時間は支援学級に行っていた為、

同じクラスの周りの友達も、皆「Jはちょっと違う子・障害がある」

そんな目で見られていた為、いじめ・からかいが多く、

中学になったら、皆と同じように過ごしたい。

知られたくない!そんな気持ちが強かったようです。

中学校側も、J君のそんな思いを尊重してくれて

入り込みスタイルにしてくれました。

周りの皆と同じように過ごす事は、J君にとっては

しんどい事なのですが、それでもそうしたい気持ちが

強かったみたいです。

学力面での苦労が1番大きかった中学生時代。

専門医の先生からは

●学力面では苦しいと思います。
しかし、グレーゾーンの子は、皆と同じように受験する事になります
ここは、J君自身が自分で自分の実力(限界)を知り
自分自身で乗り越えるしかありません。
●J君は、確かに発達障害ですが、障害を理由に
逃げる事は出来ません!
グレーゾーンの子は、皆と同じラインに立つことが出来る
力を持っていると考えて下さい。

専門医の先生からの話を聞いたYさんは

●もう、親が助けてあげれる時期ではない。
●息子自身が、この先もずっと自分自身と向き合って
行く事になる。
母として出来る事は、手助け→見守りに変わる事。
●変わらず、息子の1番の理解者である事。

 

Yさん
Yさん

小さかった息子も、いつの間にか大きくなっていく

子供の成長に合わせて、親の変化も必要な時期です。

親も子供と共に、成長しているんですね

高校生になったJ君は

●もう、専門医に通う必要もなくなり、小5~中学3年の間の
5年間飲み続けたお薬からも解放されました。

 

高校生J君
高校生J君

オレはもう、大丈夫!自分で考えて自分なりに

頑張っていく!

周りの皆と、全く同じ扱いをされたい!

それでも、苦しい時はオカンに相談する!

 

トゲトゲしかった反抗期も収まり、色んな意味で

大きく、たくましい子に成長していました。

Yさんが同じような子供さんを持つお母さんに伝えたい事

●どんな子でも、必ず成長します!成長するスピードが違うだけ!
●「次生まれ変わっても母さんの子がいい」と言ってくれた
魔法の言葉!私も、同じ気持ちです。
息子の母である事が幸せです。
●現在は、社会人となり、働いている息子
ADHDとLDがあり、苦労の多かった学生時代でしたが
今の息子を見ると、これも個性の1つ!そう感じます。
●今、小学生以下の発達障害のお子さんを育てている
ご両親に、息子の話を伝える事で、少しでも今、抱えている不安が
和らいでくれたらな~って心から、そう思います。
今から考えると、こんなに苦労があった?
って思えるほど、明るいJ君ですが、
一番苦しい時代は、中学生だったようです。
J君自身が、「今だから言えるけど・・」って
話してくれた、中学生時代に
スポットを当てての番外編です。

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