発達障害の高校2年生 初キャプテンの秋大会!でとんでもない発言?

自閉症の息子と母の奮闘記 高校編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

遂に秋大会の日が来ました!

試合時は、いつもキャプテンが全体ラインで

集合時間、集合場所、何時の電車に乗る!などの

連絡を流します。

今回からは、J君の役目になります

まず、顧問から「現地に○時集合!」と伝えられ

逆算して、集合時間に間に合うように電車の時間を調べ、

ラインを流します。

今の子は、こーゆー調べ物は得意ですよね

試合当日、Yさんたちが現地に着くと

相手チームもJ君達も練習中!

相手チームは人数も多く、控えのキャッチャーもいました。

人数も、声の大きさも、スピード感もまったく違います・・

試合が始まり、Yさんは試合内容より、J君のキャッチャーが

気になって終始ソワソワ・・・心臓に悪いほどだったそうです。

J君のチームは、たった10人しかいませんので、

攻撃と守りのチェンジも、大忙しで

J君が、攻撃時に最後のバッターでアウトになった時など

チェンジする時が大変です。

キャッチャーの装具を付けるのを、顧問が手伝ってたほどです。

力の差も大きく、相手チームの攻撃は長いため、当然

守りの時間が長くなり、何回目かのチェンジの時に

キャッチャーマスクを取ると、鼻血が・・・

暑くてのぼせた様子です。

しかし、こちらのチームの攻撃はすぐに終わって

しまう為、休憩する暇はありません。

すると、審判がこちらのベンチにやって来て

何やら、声をかけている様子。

普通、攻撃から守りに移る時は、

「早くね~」と言われることが多いそうですが

●10人しかいないチーム
●守りの時間が長い
●鼻血が出ていた

上記の様な事が、審判の目にも止まり

「水分補給してる?・あせらなくていいよ?」

と、声をかけてくれたそうです。

 

Yさん

点差は、みるみる開いていき、誰もが5回コールドと

分かる試合でした。

それでも、必死に続ける姿には、涙が出そうになります。

そして、きっとこの回で終わりやなーと思ってた時

ベンチから出て、円陣を組みキャプテンが

一声かけます! 何と、この場面で、J君が・・・

高校生J君

絶対!勝つぞ! オー!

Yさん

え?やけくそ?今?なんで?

もう、コールドやん?

この掛け声に、驚いて後で聞いてみると!

勿論、大量の得点差だったので、コールド負けは

分かってたんですが、この時の円陣だけは

頭が真っ白になり、自分でも良くわからないまま

出た言葉だったそうです!

それまでの、掛け声は

★ 気合入れて行くぞー!
★ 1点取るぞー!
★ 声出していこー!

なのに、最後は良くわからず出た言葉が

まさかの 絶対、勝つぞー!

この掛け声に、部員たちもかなりの驚き!

● え?この場面で?あえて?
● キャプテン!強気!?
● 驚いたけど、賛同!

大量得点を取られ、自分たちは点を取れず!

皆ほぼ、新ポジションで臨んだ試合でもあり、

相手チームの終わらない攻撃、に頭が真っ白になり

何も考えれなかった様子のJ君。

初キャプテン!初キャッチャー!での試合は

散々な結果ではありましたが、どれだけ点を取られても

最後まで(コールドでしたが・・)やり続ける姿に

親たちは、感動だったそうです!

顧問、副顧問、OB そして3年も

見に来てくれてましたが、彼らは、不甲斐ない試合に

イライラモードだったみたいです。

 

Yさん

試合から、帰ってきた息子は、少し落ち込んでる様子でしたが、

これから、春大会までは時間があるので、気持ちを

切り替えて頑張ってくれたらいいな~と思ってます。

 

初キャプテンでの試合は、散々な結果だったようです。

本人は落ち込んでるのですが、絶対勝つぞ!の事を

お聞きした時に、爆笑してしまって、ごめんね!J君!(笑)

 

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