小学5年生のある日、J君の担任の男の先生から、初めてカミナリが落ちた様で、
その様子を 家に帰ってきたJ君は Yさんに説明をしてくれたそうですが、
とに角、説明力不足で 1度聞いただけでは 全く状況がつかめず・・・
☆ 誰が、誰に言った?
☆「○○○って思っててん!」 これはJ君が思った事?
それとも、注意された友達が思った事?
などと 1つ1つ具体的に聞きながら、話してる途中で「誰が?」と
何度も聞いて やっと 理解・・できたそうです。
人に何かを 正確に伝えるのって 非常に難しいです・・
支援学級での 個別の時間では、まず スピーチから始まります。
その日の「テーマ」についてスピーチし、個別の時間の時に、1人なら 先生が、
2人なら 相手の子が 質問をしてきて、その質問に答える。と言う流れです。
支援学級の子供たちは、説明がうまくできなかったり、スピーチ自体が苦手だったり
質問が思いつかなかったりと、様々ですが クラスでは 緊張したり
友達に笑われたりして、「人前で話す」こと自体のハードルが高いけど、
せめて支援学級では「気を遣わず、自分の言葉で話をする」 この経験を
重ねていく事で、少しずつ 本当に少しずつですが、「人前で話す、説明する」
この事に慣れてくれたらいいな~と 思ってます。とYさんはおっしゃってました。
支援学級では連絡ノートのやり取りが、先生と親との間で密にあります。
ある日の支援学級連絡ノートで 先生より
『個別の時間、J君はしゃべりまくりからのスタート・・放って置いたらいつまでも
しゃべっているので、「うるさいですよ!」と注意したら 黙ってはくれたんですが、
黙っただけで、手は全く動いておらず。私(先生)が、パッと見るとJ君は
「あ・・・今からやるからー」って感じで 全くやる気がOFFの日でした。
しゃべりまくるJ君の横で、4年生のT君は 話に連れられる事なく、黙々と
勉強を続けていて、2人性格の違いが、不思議なぐらいでしたよー 』
この先生のコメントを読んだYさんは、先生へのお返事に
「周りがうるさくても、1人で集中して勉強できる、T君はすごいです。
Jも 少しは落ち着いて集中してくれたらいいんですが・・J のがT君より
1つ年上なのに・・・」この様にお返事を書かれたそうです。
先生からのお返事は・・・
『T君の課題は、”学校のルールを守る” とかの生活面にあります。 先日も
休憩時間に、水道(ホース)で遊び続けているT君を見つけて、J君が注意して
止めてくれたんですよー 課題は人それぞれなんです。J君の場合は、
”学習への集中(取り組み)”です。 じっくり向き合って、付き合っていきましょう。』
支援学級の先生もおっしゃってるように、生活面での課題のある子。
学習面での課題のある子。確かに人それぞれ。他の子と比べたら ダメ!と
分かってはいても やっぱり、集中して勉強のできる子を見ると
うらやましく感じてしまうそうです。でも J君は、J君!
マイペースだけど、優しい子です。 じっくりと見守っていきたいと思う。
Yさんは笑顔でそうおっしゃってました。J君には良い所が沢山あります。
そんなJ君の良い所が、伸びて行けばいいなぁ~と 感じました。
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