見守りと伝え方

見守りと伝え方

怒りの激しいJ君を、どうやってなだめてきたか、見守ってきたか、そして

「自閉症」の事をどうやって伝えたのかが、良くわかるお話しです。

J君は 年中・年長・小1 とが1番 「怒り」の激しい時だったそうです。

その「怒り」はすべてYさんへの、暴力、暴言でぶつけるか、部屋の中のものを

全て投げ飛ばして暴れたり、壁に頭をぶつける自傷行為もあったそうです。

4歳の頃は、あまりにも幼く、ただ ただ 暴れるのを見届けて

30分~40分を過ぎた頃、放心状態の我が子をぎゅーっと抱きしめ、

思いっきり泣くのを受け止めて、過ごしてきたそうです。

この頃はまだ 理解力も乏しくて、自分の思いを言葉にできなかった子なので

落ち着きを取り戻した時に、ゆっくりとJ君の気持ちを代弁したそうです。

「こんな時はどうしたらいいのか!」を話すようになったそうです。

例をあげて説明していただきました。

※ お茶をコップに入れてこぼしてしまった時

「お茶がこぼれてくやしかったね・・残念やったね・・こんな時は ふきんで

拭いたらいいんやで」

※ おもちゃ箱にしまっていて、おもちゃを玉入れの様に投げ入れ、箱に入らなかった時

「箱に上手に入らなくて、腹をたててるんやなー。でも全部綺麗に入るのは

難しいし、失敗したら 又 入れたらいいねんでー!」

※ ご飯の時に、自分のお皿のおかずを、全部食べれなかった時

「食べれない時は、残しておいていいんやで 残し皿に入れといたらいいんよ」

J君は自分の食べてるお皿に おかずが残ってるのが気になる子だったので

J君のお皿の横に、新しいお皿を置いて「残し皿」そこに入らないものを

入れていたそうです。

何につけても、1回や2回で「怒り」は おさまる事は無かったそうですが、

毎回、その時に説明するようにしていたそうです。

まず、J君の気持ちを汲み取り 受け入れる事を心がけ、スキンシップを大事に

されてたそうです。

上手く落ち着くときもあれば、「うるさぁぁ~い!!!」更に大暴れし

大爆発の時もあったそうです。その時は気が済むまで見守、スキンシップ!

年長になった頃には、少し位は「出来ない事がある」「違うときもある」

こういった、”変化する事”を教えていくように、心がけておられたそうです。

そして、この頃には 何故自分は元気なのに病院へ行くのか?

なぜ、1年生になる前に、小学校の見学に行くのか?

J君の中にこの様な疑問が生まれ、質問が多くなってきました。

J君に「自閉症」の事を伝えるために「ウルトラマン」を使って伝えます。

ウルトラマンが大好きなJ君に、ウルトラマンは胸にランプがあって

3分たつと空に帰っていくので、ランプが点滅する時になる音

「ピコン、ピコン」この音と同じ「ピコン ピコン病」と名づけました

そしてJ君に「J君はウルトラマンと同じだけど、人間だから 胸にランプが

無いでしょ?でも イライラして来たら心の中がしんどくなるでしょ?

それが「ピコン ピコン」の事で、ウルトラマンは空に帰るけど

J君は人間だから、空に帰る代わりに「クールダウン」するんやで

その「クールダウン」のやり方や、ピコンピコンの合図を教えて貰う為に

病院に行ってるんだよ」と教えたそうです。

大好きなウルトラマンと同じなんだ!と知ったJ君は、比較的スムーズに

受け入れてくれたそうですが、暴れたり 怒ったりしたときに

「だまれ!!オレはピコンちゃんなんやから、しゃーないやろ!」

こんな風な暴言が、増えていったそうですが・・

自分の子供に「自閉症」を伝えるのは難しいです。まだ 保育園のJ君は

理解してる様で、理解し切れてませんよね。この後、小学生になると

嫌でもほかの子からの、心無い言葉が出てくるそうです。

「障害者」この言葉に敏感に反応するようになるんですが、小学生のエピソードで

書いていこうと思ってます。

 

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