韓流スターにも劣らない人気ベストセラー作家ハン・セジュ(ユ・アイン)は、燃え尽き症候群に悩まされる日々を送っていた。
そんなある日、アメリカのシカゴで古びたタイプライターと出会い、後にこのタイプライターがセジュの家に届けられることになる。
以降1930年代の幻を見るようになった。またある日セジュが交通事故に遭い、怪我で執筆作業が出来なくなった間に、
誰かがセジュになり代わり「シカゴ・タイプライター」という連載を始める。
その小説がまさかの大ヒットを記録し、完全にスランプに陥ったセジュは作家としての自信をなくしていく。
さらに自分がゴーストライターだという謎の男、ユ・ジノ(コ・ギョンピョ)が現れ、
「スランプを克服するまで小説は自分が書くから、その代わりに俺の女に手を出す男たちを止めてくれ」と提案される
第1話
世界的ベストセラー作家でありながら、アイドル並みの人気を誇るハン・セジュ。彼はサイン会のために訪れたシカゴで、韓国製の古いタイプライターと出会う。
そんなハン・セジュの熱狂的ファンであり、雑事代行サービス“何でもする”社をやっているチョン・ソルは、セジュがサイン会ツアーを終え帰国した日、空港でセジュ宛ての荷物を集荷する。
意気揚々と彼の家に向かったソルだったが、門前でセジュに冷たくあしらわれ…
第2話
謎の犬の出現で、思いがけずセジュの依頼を引き受けることになったソル。無事 シカゴのタイプライターを譲り受けたセジュは、その夜 不思議な夢を見る。
夢の内容を次回作に反映させるため資料探しに出かけたセジュは、元友人であり同業者のペク・テミンと遭遇する。
危険な小説ばかり書いているセジュのことを父親が心配していると告げるテミンだったが、セジュは「10年前に書いた小説より危険なものはない」とテミンに冷たく当たる。
第3話
セジュの自宅に侵入したストーカーを制圧したソル。彼女は元射撃選手で五輪出場を有望視されるほどの腕前を持っていたが、とある事情によりその道を断念したのだった。
ストーカーを警察に引き渡したあと、ソルは手を負傷したセジュに代わり原稿のタイピングをすることに。
彼女がキーボードをたたく音が響く中、セジュは再び不思議な夢を見る。彼の夢の中でタイプライターをたたいていたのはソルにそっくりの少年で…
第4話
ストーカーと面会して人生初のスランプに陥ったセジュは、1か月もの間 執筆を休んでいた。
危機感を持った金熊出版社の社長 カル・ジソクはゴーストライターの雇用をセジュに提案するが、セジュはかたくなにそれを拒否する。
無理に原稿を書こうとしたセジュは、夢の中に出てきた古いマッチを自分の仕事部屋で見つけて動揺し、そのまま車を運転して事故を起こしてしまう。
崖から転落し気を失いかけていたセジュの前に、再びソルが現れて…
第5話
一命を取り留め自宅に戻ったセジュは、書いた覚えのない原稿の存在に気づき困惑する。
「シカゴ・タイプライター」と題されたその連載小説はネット上で公開されるやいなや大人気となり、100億プロジェクトは無事 スタートを切ることに。
一方 セジュと共に文壇のアイドルと呼ばれているテミンは、父親である作家 ペク・ドハに自作の原稿をこき下ろされてしまう。
次の締め切りのためパソコンに向かっていたセジュは、不思議な声に導かれて…
第6話
ソルに懐中時計を届けるため“星宿庁”へやってきたセジュは、ソルのあとをつけるようにやってきたユ・ジノの姿を見て腹を立てる。
彼は勝手にセジュの仕事部屋に入り、古いタイプライターを使って原稿を書き、あまつさえセジュのゴーストライターを名乗ったからだった。
セジュから懐中時計を受け取ったソルは、彼と一緒に思い出のサンドイッチ店へ。
10年前 その店でアルバイトをしていたソルは、作家志望生だったセジュと言葉を交わしたことがあったのだった
第7話
テミンのデビュー作「因縁」の草稿を見つけたジノは、セジュにテミンのゴーストライターをやっていたのかと問いかける。
実は「因縁」はセジュが10年前に書いた短編小説で、ドハに見せようとしていたところをテミンに奪われてしまった作品だった。
一方 懐中時計が動き出したことで再び幻覚を見るようになってしまったソル。
彼女が射撃をやめたのも、母親が彼女を“星宿庁”へ連れてきたのも、ソルに前世の記憶があることが原因だった
第8話
作家生命を終える覚悟を決めたセジュは、ジノを伴って記者会見を開く。
そこでゴーストライターであるジノの存在を明かすセジュだったが、ジノの姿は記者たちには見えず、むしろ記者会見はセジュのパフォーマンスだと報道されてしまう。
ジノが写真にも動画にも映っていないことに驚くセジュに、ジノは自身がタイプライターに封印されていた幽霊だと明かす。
セジュのようにソルにも自分の存在に気がついてもらい、告白したいと言うジノだったが
第9話
ジノの存在に慣れず、不用意にソルを傷つけ周囲に心配をかけてしまうセジュ。
ソルにわびるため動物病院を訪れるが、彼女がテミンの車に乗って現れたため思わず身を隠す。
ソルとセジュを出会わせた犬 キョヌを連れて病院を出てきたテミンに、セジュは“僕のものに興味があるばかりか奪う”と悪態をつくが、
“奪われるほうが悪い”とテミンに言い返され動揺する。
キョヌを連れて帰路についたセジュだったが、キョヌにジノが憑依していることに気づき・・・
第10話
小説「シカゴ・タイプライター」を完成させることをセジュに断られてしまったジノは、ソルに別れを告げ姿を消す。
完全に休業体制に入ってしまったセジュをジソクは鼓舞するが、セジュは執筆が楽しくないと弱音を吐くばかりだった。
ある日 カフェでソルに遭遇したセジュはソルのバッグを破った件について釈明をするが、すでにアンチになってしまったソルは耳も貸さない。
ひとまずジノと再び話をするべくキョヌを引き取るセジュだったが…
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