第16話
死を覚悟して杯をあおったボンサムは、目覚めるとソリンと2人きりで部屋にいた。
共に死のうと手を取り合って朝を迎える2人。そこへソクチュから年貢米運搬船に乗り込めとの伝言が届く。
2か月後、運搬船は各地で年貢米を積み込み群山の港に到着。
出迎えたボヒョンはボンサムと部下たちに酒を振る舞い、ソゲにボンサムを始末するよう命令。
一方、ボンサムは飲んだくれる水夫たちに警備を怠らないよう叱責するのだが…。
第17話
海賊が奪った米を返さねばボンサムの命が危ないと聞いたソレはソンジュンに自分が米を用意すると言う。
ソンジュンから米を返すとの知らせを受けたボンサムは、危険だというソンドルの反対を押し切り、約束の場所へ向かう。
そこで再びソレに会ったボンサムは姉とは知るよしもなく、きつい言葉を浴びせるが、見かねたソンジュンがソレの正体を教える。
18年ぶりの再会に感極まり抱き合う姉と弟。その様子を見たソゲは2人に火縄銃を放つ
第18話
海賊と内通した罪で刑に処されることになったボンサム。全羅道の長官はボンサムらを前に判決文の朗読を開始する。
そこへソンドルがボヒョンからの書信を持って到着し、事態は急転。ボンサムらは晴れて解放される。
そうして年貢米運搬船は群山を出発し都に到着するが、2千俵もの米を奪われたことで年貢米運搬の総責任者であるソクチュは立場が危うくなる。
そんなソクチュの弱みにつけ込んだボヒョンはソゲを辛家の番頭に迎えるよう強要する
第19話
莫大な借金を1年で返すため、資金繰りに頭を悩ませるボンサム。
そこへ平康のファン客主が雪花紙(ソルファジ)を元山まで運ぶ商団を募るとの知らせが届き、ボンサムが名乗りを挙げる。
平康と元山の間にあるプンドゥン峠には凶暴な山賊が住み着き、商人にとっては死の道と恐れられていたが、ソクチュはわざと道を寸断させて大金を稼いでいたのだった。
ソクチュはソゲにボンサムを阻止し、二束三文の値で雪花紙を買い入れろと命じる
第20話
周囲の心配をよそに雪花紙を担ぎ、プンドゥン峠へと向かうボンサムたち一行だが、
ソゲはプンドゥン峠の山賊ガプスにボンサムの命を奪うよう取り引きを持ちかけていた。
峠のふもとに到着し、峠越えの機会をうかがうボンサム。そこへ一寸先も見えないほどの濃い霧が山に立ちこめる。
ボンサムはこれを好機と見て仲間たちを引き連れ、峠を越え始めるが、これを先読みしたガプスもまた賊を率いてボンサム一行の捜索を始める
第21話
プンドゥン峠を封鎖していた黒幕がソクチュだと知ったボンサムは漢陽に戻り、ソクチュを問いただす。
しかしソクチュは王室の財政を賄うためにやったことだと開き直り、ボンサムに利権を与える代わりプンドゥン峠の開通を諦めるよう取り引きを持ちかける。
開市場(国際市場)でドリらは雪花紙を1束400両で売ろうとするが日本人商人の反応は鈍く、売れる気配はない。
そんな折、ソゲが現れ1束410両で買うと申し出る。
第22話
プンドゥン峠は開通したものの、六矣廛の買い占めのせいで物資を仕入れられず、不満を募らせる行商人たち。
彼らに詰め寄られたボンサムは、なんとしても品物を仕入れると約束したものの、手立ては浮かばない。
万事窮したボンサムはソゲにひざまずき、物資を回すように懇願する。
そんなボンサムにソゲは1つのヒントを与える。
その頃、漢陽ではソリンが妊娠中毒症にかかり、心配したソクチュがケトンを呼んで手当てにあたらせる
第23話
ボンサムの身を案じるソリンはお腹の子のためにも立候補を辞退するようボンサムに懇願する。
その言葉を聞き、言葉の真意を確かめようとするボンサムだが…。
京畿道任房の接長候補が出そろい、ソゲとボンサムの遊説が始まる。
あるべき任房の姿と抱負を語って熱烈な支持を受けるボンサムに危機感を募らせるソゲ陣営。
そんな中、ソリンがボンサムから贈り物まで受け取ったことを知ったソクチュが激怒し、ソゲにボンサムの暗殺を指示する
第24話
牛皮密売及び牛の闇処分の罪状で広州府の獄につながれたボンサムはソゲが仕組んだ陰謀に違いないと考え、
接見に来たソゲを問い詰めるが、ソクチュの命令だと聞かされ、衝撃を受ける。
ボンサムを救出するため、奔走するケトンはソクチュに泣きつくようソリンを説得するがソリンはこれを拒否する。
一方、ボヒョンはボンサムを生かして自分の手下にすべきだというケトンのお告げに従うことにし、広州府へ向かい、ボンサムと接見をする
第25話
六矣廛による干しダラの買い占めが続く中、ボンサムは独自に干し場を作り、行商人に干しダラを供給することを提案するが、
あまりにも壮大な計画のため仲間たちの猛反対に遭ってしまう。
そんな折、元山の開市場でソンジュンらと再会し、かつてタラ漁の大船主だった男を紹介してもらう。
ソリンの出産日が近づき出産準備に奔走するソクチュは、出産の介助をケトンに一任し、出産のあとに必ずソリンに飲ませるようにと漢方薬の包みを渡す
第26話
お産の途中のソリンを辛家大客主から連れ出したソンドルらはボンサムと合流して都城を抜け出そうとするが、
都城の門はソクチュにより封鎖されてしまい、ボンサムたちは行き場を失う。
偶然、門を通りかかったボヒョンは辛家大客主による厳重な警戒に疑問を感じ、探りを入れようと辛家を訪ねる。
その頃、目の前でソリンを誘拐され事の成り行きを案じつつ、国師堂に戻ったケトンは、待ち受けていたボンサムらにソリンの出産の介助を嘆願され…。
第27話
松坡へ行ったソクチュは赤子のユスを連れ帰ろうとするが失敗する。
そんなソクチュにケトンはボンサムとソゲの負債をめぐる約束を教え、ボンサムが身分証を失う際にソリンと取り引きするよう助言する。
ユスをソリンに託しヨンデ谷に戻ったボンサムだが、ヨンデ谷は晴天続きで極寒の中でこそ上物になる干しダラたちは異臭を放ち始めていた。
その頃、ケトンはボヒョンの紹介で王妃ミン氏に呼ばれ、世子が病であることを言い当てる
第28話
辛家大客主を訪れた全羅道の客主たちに千家干し場で作った干しダラを売り込むボンサムだが、客主たちはソクチュの報復を恐れて買おうとしない。
何としても干しダラを売りたいボンサムはソクチュの家に忍び込み、2人の客主に干しダラを売り込むことに成功する。
そのことを知り、激怒したソクチュはソゲにある命令をするが…。
その頃、雪岳山で百日祈祷を行うケトンは、祈祷の最中に力尽きて倒れ込む姿をミン・ギョムホ一行に見せつける
第29話
自ら投降し、海賊の討伐隊に連行されるソンジュン。連行される途中で出会ったソゲに討伐隊が成功を報告する様子を見たソンジュンは、
海賊討伐の一件がソゲの策略だと直感し、ソゲを問い詰めるが、ソゲは開き直るばかり。
ソンジュンはソゲを道連れにして崖から飛び降りてしまう。
一方、討伐隊による倉庫への放火により苦労して作った大量の干しダラの在庫を失ってしまったボンサムは、全羅道の客主たちへの納品に頭を悩ませる
第30話
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