この記事を初めて読んで下さる方へ
成長するにつれて、発達障害の特徴でもある
パニックを起こす事も少なくなったJ君ですが、
小学生までは結構パニックになっていたようです。
幼少期から小1ぐらいまで
●思い通りに出来ない時
●いつもと違う時
●こだわりが、崩れた時
パニックの時のJ君の状態は、
泣く⇒叫ぶ⇒ママを叩く⇒部屋中の物を投げ飛ばす
パニック中は、何を言ってもダメなので
一通り暴れて、落ち着いた頃に、何故悔しかったのか?
悲しかったのか?を優しく語り掛けます。
★おもちゃ箱の中に上手におもちゃが入らなくて
悔しかったんだねー
★お茶が、こぼれて悲しかったんだねー
★いつも売っているお菓子が無かったから
悲しかったんだよねー
J君の気持ちを言葉にして、
ママは、分かってるよ~
伝えながら、しっかり抱きしめてあげます。
小2以降のパニックは?
段々と大きくなり、まだ幼少期の様な
パニックも時々は起こしていましたが
少しずつ変わって来ました。
怒る!(暴言)⇒Yさんに反抗⇒部屋中の物を投げ飛ばす
大きくなればなるほど、パニックの回数は減る物の
パニックの大きさは、強くなっていきます。
小学校の高学年の頃、パニックになったJ君は
怒りながら、暴言を吐き、部屋中の物を
投げ始めますが、タンスの引き出しを全て
投げ出して、最後にたんすごと倒そうとした時
ちょうど、おじーちゃんが帰って来て
危機一髪で、タンスを支えてくれたこともありました。
この頃は、おじーちゃんもJ君の発達障害の事を理解していたので
いきなり怒ったりせず、まずは落ち着かせてから
男同士で話そう!
2人でJ君と話す事も多かったそうです。
Yさんでは出来ない、父親代わりをしてくれていたようです。
中学生の頃は
パニックと言うよりも、反抗期の方が
強かった様で、反抗期の方に気を使ってたそうです。
高校の頃は
もう、この頃は、小さいパニックが年に
1、2回ぐらいで、パニックになる事も
ほぼ無かったようです。
成長するにつれて、変わって来た理由は?
●思い通りにならない事の経験
●イレギュラーな事の経験
●いつもと違う「変化」の経験
色々な事を経験する事で、受け入れられるように
なっていきます。
発達障害のお子さんがパニックになった時に
気を付けないといけない事は?
●1人にしないこと!(見捨てられたと感じてしまう)
●一緒になって、ヒートUPしない事!(親は平常心)
●いつも大好き!いつも味方!と伝える!
●必ず、子供の気持ちを読み取る!
パニックで気を付けないといけない事があります。
「自傷行為」です。
パニックがマックスになると、時々「自傷行為」も
あったJ君。
「制止」するのではなく、怪我をしない様に
さり気なく、カバーする事が大事!
過去のブログの中で、J君のパニックになったエピソードが
ありました。
小2・小6・高3と
それぞれの年齢でのパニックのエピソードを
思い返してみると、小さい頃のパニックの後の
ケアは、スキンシップを大事にしています。
大きくなると、落ち着いた時に
●どうしたら、気持ちを抑える事ができたか?
●次に同じ事が起こったら、どうするのか?
冷静に、親子で対処法を考える時間を
大事にしてきました。
特に、Jが幼少期の頃は
大きくなったら、どうなるのか?
大人になったらちゃんと出来る様になるのか?
不安でいっぱいでした。
現在のJ君は?
明るくて、元気で、よく笑って、良くしゃべる!
面白くて、優しい子に育っています。
Yさん曰く、今でも「かわいい~」そうです(笑)
小さい頃の苦労を、全く見せずに、
とっても良い青年に育ったJ君。
まだまだ、J君を見守る日々は続きそうです。
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