この記事を初めて読んで下さる方へ
J君は小さい頃、汚れる事をとても嫌がる子でした。
保育園では2歳児クラスから「スプーン・フォーク・箸」の
3点セットを持って行く様になっていました。
「箸」は取りあえず持つ練習から!
実際には、まだまだスプーンです。
3歳児のクラスになった頃、J君は「箸」を
使う事が増えて来ました。
持ち方は、独特ですが3歳児にしては上手に使えます。
J君は食べる事に関しても、拘りがありました。
ケーキや、シュークリームとかの場合
5歳ごろからは、自分の手で食べるようになったのですが
中のカスタードが、ベターっと出てくると・・・
もう、おしまい・・
食べるのを止めてしまいます。
同じ年の従弟のK君は、手も口もベッタリと
クリームや、カスタードが付いてても
平気で食べています。
K君の口や手がクリームでベタベタになってるのを
見るのも、J君や嫌がっていたようです。
おかずのソース系の場合
ご飯とおかずは、一緒に食べたらおいしいよ~
ソースが付くから、いやや・・・
カレーの時
そして、着ている洋服に少しでもルーが
飛んだりすると、その場ですぐに着替えます・・
汚れる事を極端に嫌がる為、綺麗に食べる為の術!?
お箸で食べる事!は、他の子に比べると上達が早かったようです。
何かを食べる時は、常にハンカチが必要で
ソース系の時などは、着替える事も多く、
2歳~5歳の間は、色々大変だったようですが
小学生になると、少しずつ我慢出来る事が
増えて来ました。
しかし、クレヨン・絵具・習字の墨などが
手に付いてしまうと、洗わずにはいられない子でした。
中学⇒高校⇒社会人と、成長するにつれ
●汚れても、お風呂に入れば落ちる!
●服は洗濯したら大丈夫!
少しずつ落ち着いて来て、現在に至ります。
今のJ君は?
普通は、段々と上手に食べれるようになっていくのですが
J君の場合は、良い意味で「汚れ」に対する嫌がりが
薄れて行ったので、大きくなるにつれ、汚す様になってきました(笑)
小さい頃の方が、上手に食べてたでー
そう?まぁ、いいやん!
今では、勿論!横にハンカチも無く、
1口食べる事に、口を拭く事もありません(笑)
この拘り方も、発達障害の子の特徴が
良く出ていると思います。
小さい頃、食べ方の拘りで悩んでいても
大きくなると、少しずつ変わって来るのですね。
次のUPからは、社会人になったエピソードに
戻りますが、時々、番外編をご紹介していきます。
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