発達障害の社会人1年生 もう、無理!遂に決心?!

J君の奮闘記 社会人編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

サービス残業となった翌日の金曜日。

週末なので、更に追い詰められます。

土・日が休みの為、必ず金曜日中に

全てのスケジュールを完了させないといけません。

当然の事ながら、J君は1人で作業をしています。

そして、定時で終わらすことは、不可能なぐらいの

出荷量になります。

今日も又、定時になると続々とベテラン社員達が

タイムカードを切って、再び持ち場に戻ってきます。

部長も又、全員がタイムカードを切ってから

戻って来てる事を知っています。

部長

「全ての出荷準備が終わったら、帰って言いぞ

早く帰りたければ、早くやることやな~」

社会人J君
社会人J君

・・・・

やはりこうなってしまうんですね・・

そして、20時少し前、1つ上の先輩S先輩の

作業が終わり、周りを見るとまだ、J君がいます。

J君もS先輩の作業が終わった事に気が付いていました。

2人共、目が合いました。

S先輩は、作業を続けているJ君の事を気にしてる様子。

それでも、なんて声をかけていいか分からず

暫く、J君のほうに視線を送ったまま、立っていました。

J君は、S先輩がおとなしい性格なのは知っています。

しかし、J君ももう限界を感じていて、

心の余裕はありません。

 

社会人J君
社会人J君

何も声をかけられないまま、立ってこっちを

見つめられても困る。

変な気を使わないで、終わったなら

さっさと帰ればいいやん・・・

(心の声)

 

J君の事を心配してくれているS先輩にさえ

イライラしていました。

結局、S先輩はJ君に声をかける事無く、

静かに帰って行きました。

暫くして

部長

「J君、もう終わるか?」

社会人J君
社会人J君

まだです・・

部長

「もう、20時過ぎてるし、残りはやっとくから

帰れ、こんなんじゃ、来週の仕事納め分

終わらへんぞ・・」

J君もJ君なりに頑張っています。

しかし・・・

●このスピードじゃ間に合わんぞ!
●仕事納め分、どうするねん!

こんな言葉の連続・・・

そして、暗黙のルールのサービス残業・・

今日も、帰って来たのは22時少し前

お風呂から上がったJ君は

 

社会人J君
社会人J君

オレ、もうホンマにムリ・・・

月曜に統括部長に、全て話す

Yさん
Yさん

全てって何を?

社会人J君
社会人J君

何をって・・オレが今思ってる事。

もう、このままの状態が続くなら

オレは、続けられへんから

退職を考える!

 

統括部長に、「退職したい」と、伝えるのではなく、

今の状態を話して、改善されないままなら

今後続けていけないって、思いを伝えるつもりでいるようです。

 

Yさん
Yさん

息子も今まで、自分なりに色々我慢したり

異例な事でも、自分なりに受け入れて

ここまで何とか頑張って来ました。

「最近の若い子は根性ないな~」

と思われるかもしれませんが、

私は、息子の思いを尊重したいと思います。

 

月曜に統括部長に話す決意のJ君。

感情的にならずに、冷静に自分の思いを伝えれるのか?

統括部長の反応と、対応は?色々気になります。

過酷な日を終えた週末、休みの土日の

J君の様子を次回UPします。

コメント

  1. ハウオリ より:

    上司は彼が発達障害であることを知っていての発言ですか?普通の人でも参ってしまう気がします。

    • ダメなうさぎ より:

      コメントありがとうございます。

      グレーゾーンの子なので、会社には本人の希望で

      伝えてないのです。 勿論、高校の先生は承知の上での

      決断なんですけどね・・