発達障害の高校3年生 遂に「卒業式!」前編

自閉症の息子と母の奮闘記 高校編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

高校3年生のJ君は、いよいよ卒業の時を迎えました。

J君の高校の卒業式は、高校では無く、別の会場で、行われます。

今年の卒業式は、入学式とは別の会場で行われる事になりました。

J君達生徒は、予行演習が有る為、会場の場所は分かっています。

しかし、Yさんは方向音痴・・・

誰かのお母さんを誘って一緒に行こうかな?とよこ

考えていたそうです。

高校生J君

オカン、1人で行かれへんやろ?卒業式一緒にいくか?

Yさん

いいの?友達も一緒に行くんやろ?

高校生J君

もう最後やしな!オレは別にいいでー

ただ、生徒の集合時間は少し早いから

会場で待つことになるで?

Yさん

一緒に行く友達は、いいの?

高校生J君

オカンが方向音痴なのは、皆知ってる~~!

Yさん

何と、Jの方から「一緒に行く?」って言ってくれた事や

「もう、最後やしな!」って言葉が、私にはすごく

心に響きました。

息子が生まれてから、18年!長いようであっという間

本当に色んな事があったけど、「学生」と呼ばれる期間が

これで終わるんだな~って、ちょっと寂しい気もします。

 

卒業式当日!

J君は、この2日後には合宿免許に行く為

卒業後、野球部メンバーでそのまま遊びに行く

約束をしていましたので、YさんはJ君の着替えを持参して

行く事になりました。

顧問たちのへの感謝の色紙も、Yさんが持参です。

J君と何人かの友達と一緒に、会場へと向かっている時

駅の近くで、選挙活動してる人がいました。

友達

「J!お前、又行くんか?」

高校生J君

当たり前やん!

J君は、選挙活動をしている人の側に行って

高校生J君

朝から、お疲れ様です!頑張ってください!

「ありがとうございます!高校生?」

高校生J君

今日、卒業式なんですよー

「おめでとう!」

そして、2人で何故かハイタッチ!そして握手!

Yさん

又行くんか?ってJはいつもあんな感じ?

友達

「予行演習の時も、近づいて行って声かけてましたよー」

 

高校生J君

朝から、立ってじゃべってはるから、何か言ってあげたくなるやん!

予行演習のときに、しゃべった人は握手する時、手袋外してくれたけど

今日の人は、手袋のままやったから、ちょっとあかんな(笑)

友達

「お前、相変わらず細かいな~」

 

Yさん

野球部以外の友達とのやり取りを見るのは

初めてだったので何だか、ラッキーでした(笑)

 

会場に着くと、生徒はクラス別に集合!

すると、J君は周りを見渡して、野球部のK君の両親を

発見しました。

 

高校生J君

おはようございます。オレのオカンは1人なんで

一緒に居ってやってください。

 

K君の母

「は~~い、了解です(笑)」

 

自分が、クラスに集合してしまったらYさんが

1人になってしまう!

Yさんの事を心配してくれてたんですね~

本当に優しい子だと、実感しました!

卒業式の内容が、長くなるので明日又UPしますね~

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