この記事を初めて読んで下さる方へ
高校3年生のJ君は、Yさんと近くのショッピングモールで
J君の私物のお買い物!(服や靴)
あれこれと物色していると、健康グッズコーナーがあり
何となく見ていると
あ!ツボ押しがあるで~
いるん?
オレじゃなくて、オカン用やん!いつも肩とか
腰が痛いってゆってるやろ?
あ~でも、別にいらんわ~
なんで?いつも、オカンはオレの物ばかり買って
自分の物は買わへんやん。靴だって、穴あくまで
履いてるし・・・たまには自分の為に買ったらいいやん!
あ・・・そんな風に思ってたんだ・・・
ツボ押しの値段は、1280円。決して高くはないけど
わざわざ買うほどでは・・・
でも、J君がツボ押しを持ったまま、Yさんを見ているので・・
ここは、J君の優しさを素直に受け入れる事になり、
ツボ押しを購入!
(J君の目力に押し切られた形?)
暫く見ていると、今度は空気を入れるタイプの
サンドバッグがありました。
このサンドバッグは、J君が5歳から小2ぐらまで
使っていたものと、全く同じタイプ!
5歳から小2ぐらいまでのJ君は、怒りの感情の
コントロールが難しく、全ての怒りは母であるYさんへ。
当時通っていた、専門医の先生から
今はまだ、小さいからこのぐらいで済みますが、今のうちに
お母さんも、叩かれたら痛い!を分からせて、大好きな
お母さんを傷つけてはいけない!ってことを教えましょう!
放っておくと、暴力とか他人にまで手が出てしまうのを
防ぐためです。
専門医の先生から説明を受けたYさんは、サンドバッグを買い
腹が立って、お母さんを叩きたくなったら、この
サンドバッグを叩きましょう!
お母さんを叩く⇒サンドバッグを叩く!
こんな訓練をしていました。
すぐには出来ないし、泣いたり暴れたりと大変な時期だったけど
今から思うと、それも懐かしい思いでです。
そのサンドバッグを見ていたJ君。
これ、オレが小さい頃すごくお世話になった物や
あの時のオレは、これが無かったらどうなってたんやろ
オレにとっては、これは大事な相棒!
働いて、初任給をもらったら絶対自分で買うわ!
使うためじゃないけど、小さい時にオレが必要やったから
思い出と言うか、宝物みたいなもんやな
お母さんや、サンドバッグを叩いていたころの事を
しっかり覚えているJ君。
当時は、ただ目の前の現実に、必死だったけど、今となると
YさんもJ君も、かけがえのない強烈な思い出となってるようです。
YさんとJ君にとって、懐かしいアイテムとの遭遇ですね。
買い物も終わり、食料品コーナーへ!
すると、「敬老の日フェア」をしていました。
あー!オカン!じーとばーにケーキ買って帰ろ!
J君は、イベントをとても大事にする子なんです!
そして、家に帰ると自分の財布をもってYさんのとこへ
どうしたん?
ケーキ代!返すわ
いらんよー
敬老の日って、おじいちゃん、おばあちゃんに感謝する日やで!
オレからの感謝やから!
こーゆー所はとっても、律儀で、優しいJ君です!
余談ですが、このツボ押しは、中々快適だったそうです
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