Episode 31
周囲の反対を押し切り、戦地に赴くことを決めた貞明公主。ジュウォンは貞明を守り抜くと光海君に約束する。
またゲシを訪ね、貞明公主を手に入れることを決意したイヌも、ジュソンの手助けにより戦場に行くことになり、ジュウォンに対し宣戦布告をする。
かたや矢文を送った人物がジュソンであることを突き止めた綾陽君は、ジュソンの家を訪ね、自らを王にしてほしいと頼み込む。
ついに出兵するが、明は朝鮮軍が到着するやいなや過酷な指令を下す。
光海君は朝鮮軍の都元帥に任命したカン・ホンニプに、とある王命を下していた。
Episode 32
イヌを問い詰め事実を聞き出した貞明公主は、ジュウォンを捜しに行くが、光海君が王座をかけて火器都監の職人と兵を守るための王命を下したことを知ってしまう。
ホンニプは王命に従い朝鮮軍に撤退命令を下そうとするが、ジュウォンは光海君の王座が危うくなると主張し、
退却に反対。貞明公主も戦に勝つ方法を考えようと進言すると、ホンニプは鳥銃部隊を全軍で援護して戦うことを決断する。
かたや朝鮮では、自分を王にしてほしいと綾陽君から懇願されたジュソンが、キム・リュたちに革命の話を持ち掛ける。
そして、綾陽君を次期王に据えることを決断する。
Episode 33
戦地では、ジュウォンの全軍で鳥銃部隊を援護するという戦術が功を奏し、勝利を収める。
しかし勝利に勢いづいた明軍は、無謀にも後金の首都を攻めにいき、敵の罠にはまってしまい先発隊は大敗。
その知らせを聞いたジュウォンは、イヌに貞明公主と職人たちを任せ、陣営に残って皆が無事に国境を越えるまで時を稼ぐ。
しかし貞明には、必ず生きて国へ帰ると約束するのだった。ジュウォンを残したまま戦場から戻った貞明公主と職人たち。
しかし、貞明公主は気丈にもジュウォンと交わした約束を信じ、待ち続けていた…
Episode 34
明の大敗を聞いた綾陽君は、反乱の準備を進めようとしていた。しかし貞明公主が、綾陽君の操り人形にはならないと宣言したため、西人派に動揺が走る。
一方、明からも後金からも圧迫されていた光海君は身動きが取れず苦しんでいた。
そんな中、ゲシと取引をしたイヌは貞明公主に、王を助ける方法があるが、選ぶのは公主様だと意味深に言い、
かたやゲシは、王を救う手立てはイヌとの婚姻であると告げる。
貞明公主は頑なに拒むが、光海君が朝廷でも孤立状態であると知り、気持ちが揺れ始める。
一方イヌは、ジュソンに公主の義父となり光海君を操るほうが綾陽君を王に据えるより安全な策であると提案するが…
Episode 35
光海君は朝鮮兵の捕虜を取り戻すため、後金と和親関係を結び、要請に応じることを宣言。
この決定に西人派ばかりか、支持勢力である大北派の重臣たちも猛反対する。そんな中、綾陽君の指示で民が火器都監を襲撃。
その場に居合わせた貞明公主が額にケガを負い、暴動は鎮まる。
貞明公主は襲撃してきた民に、光海君が捕虜を救おうとするのは民の命を何よりも尊ぶ真なる王であるからであり、真実を知る努力をしてほしいと訴える。
一方、ジャジョムは綾陽君を王座に据えるため動き始め、ジュソンは綾陽君を切り捨て光海君を選ぶ手はずを整える。
そしてついに、貞明公主がイヌとの婚礼を許可してほしいと光海君に願い出る。
Episode 36
光海君にイヌとの縁談を許可してほしいと頼む貞明公主。自分のために公主を犠牲にしたくないという光海君だが、貞明公主は「私自身のためだ」と王を説得する。
同じ頃、後金では朝鮮兵の処刑が行われようとしていた。
ジュウォンをはじめとする兵が処刑台に立たされた瞬間、間一髪のところで後金の使者が現れ、処刑が中断される。後金の兵士に扮したジャギョンは、
牢に戻されるジュウォンを救い出し、朝鮮を目指していた。
朝鮮軍を救うためにも一旦は貞明公主の願いを聞き入れた光海君だが、結局はゲシを王宮に呼び入れ、人間らしい選択をしたいと打ち明ける。
そんな中、公主が動いたと聞いたジャジョムは、ついに綾陽君を王にする計画を実行に移すことにする。
Episode 37
後金への返書を伝令に託した光海君は、公主とカン家の縁談は許さぬと宣言し、ジュソンを謀反の罪で捕らえる。
また光海君は、無事帰還したジュウォンに、何があろうと公主を取り戻して国と火器都監を必ず守ると誓い、ジュウォンもまた命を懸けて光海君と共に戦うことを決心する。
一方ヨジョンが王宮から消え、ゲシは自分が光海君を危険に陥れたことに気づく。
その頃、綾陽君は王の密命の証拠を西人派に突き付け挙兵を扇動。貞明公主を拉致したジャジョムは仁穆大妃を脅し、謀反への協力を迫る。
一方、光海君は貞明公主と火器都監を守るため、イヌにある命令を下していた。ジュウォンは火器都監の職人と共に有事に備えるが…
Episode 38
綾陽君たちは反乱を起こす。イヌの手引きで王宮の正門を突破し便殿に攻め入るも、玉座に光海君の姿はなかった。
かたや無事に救出された貞明公主は、光海君が王位をかけて自分と火器都監の者たちを守ったと知り助けに行こうとするが、イヌに行く手を阻まれる。
王座を譲ることを決意した光海君は、密かに王宮を抜け出して貞明公主に会い、「お前たちは生き残り、自分の意志を継いで朝鮮を守ってほしい」と告げる。
一方、王宮を占拠した反乱勢力が光海君の捜索を始めていたところにイヌが光海君を王宮に連行する。
光海君は廃位され、ゲシとイチョムら大北派の重臣たちも捕らわれる。そして、綾陽君が新たな王となる。
Episode 39
即位した仁祖は、光海君の勢力を一掃するため、光海君が王座をかけて守った火器都監の人々を後金と内通した罪で捕らえてしまう。
罪がないにもかかわらず拷問にかけられるジュウォンたちを救うために、貞明公主は王宮の前で座り込みを行い、無実を訴える。
これにより民の同情が集まり始め、貞明公主の狙いどおり綾陽君は仕方なく火器都監の人々を放免する。
その後、ゲシやイチョムなど大北派の重臣らは斬首刑に処され、光海君は流刑となる。
流刑地に向かう光海君を見送る貞明公主とジュウォンは、心の中で光海君の意志を継ぐことを誓うのだった。
Episode 40
仁祖は、度重なる謀反の密告に悩まされていた。しかし、この密告騒動はジャジョムが政敵を一掃し、自分の力を誇示して恐怖を与えるために仕組んだものだった。
一方、王宮に戻った貞明公主は毎日のように仁祖の元を訪ね、民を重んじる君主になるよう諭す。
王室の農地拡大を止めて飢えた民を救うべきだとも進言し、仁祖を激怒させる。
そんな中、イヌは王命に従って火器都監を閉鎖し、別造庁に格下げする。左承旨の座に就いたジャジョムは逆心を抱く者をあぶりだし、政敵を次々と罠に陥れていた。
一方貞明公主は、王から下賜された王室所有の広大な土地を得るが、それは、あることを実行に移すためであった…
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