第1話
山奥の寺で母を知らずに育った少女ジニ。母を捜したい一心で三千拝という苦行をやり遂げる。
しかし、母を見つけることのできなかったジニは、その帰り道、偶然見た松島(ソンド)教坊の妓生(キーセン)たちの舞に一瞬で心を奪われてしまう。
第2話
ジニは舞を習いたいという思いから寺を抜け出し、松島(ソンド)教坊を訪れる。
すると、そこでジニを妓生(キーセン)にさせまいと反抗し、罰を受けていたジニの母ヒョングムと出会う。
ジニはヒョングムに母の面影を見るが、ヒョングムは否定する
第3話
両班(ヤンバン)の少年ウンホは、以前、目にしたジニのことが頭から離れず、松島(ソンド)教坊の周りをうろうろしていると、ついにジニと再開する。
一瞬の再会だったが、ジニの名前も知ることができたウンホは思わず顔をほころばせる。
第4話
ウンホの恋煩いに、友人たちが協力し、ジニとウンホは引き合わされ、2人の恋が始まっていく。
その頃、全国の教坊に、器量と技芸を兼ね備えた若い童妓を都の女楽として献上するようお達しが出る。
行首ペクムは、悩んだあげくジニを連れて都へと旅立つ。
第5話
ウンホの母は息子が童妓と会っていると知り激怒する。
ジニはウンホの母から、卑しい身分で息子をたぶらかすなと侮辱される。
罪人呼ばわりされるようなことをした覚えのないジニはひるまない。
それにますます腹をたてたウンホの母は熱湯をかけるが…
第6話
身分の差から2人の愛は叶わないものだと知りつつも、ウンホから永遠の愛を誓う指輪を贈られたジニは気持ちが揺らぐ。
ウンホは母にジニとの結婚を認めてもらおうとするが、母は断固として認めない。
一方教坊では都の女楽を決める競演の日が決定したと発表される。
第7話
ジニはウンホに対する気持ちを貫くため、自ら選んだ妓生(キーセン)への道を捨てる覚悟をペクムに話す。
しかし、簡単に認めることのできないペクムは条件を出す。
宴でのウンホの行動により、どちらかを諦めろという賭けの申し出に、ジニの気持ちは揺れる。
第8話
ウンホの婚約者の父であるウスは、ウンホに対して自分の命を捨ててでもジニが欲しいのか?
と聞く。ウンホの情熱に、ジニを側においてもいいが、結婚は自分の娘としろと言うウス。
しかし、ウンホはその申し出を断るのであった。
第9話
ウンホの父が、ジニの水揚げのための髪飾りを取ろうとした時、ウンホは思わず飛び出す。
しかし、名乗りをあげた男が2人の場合、剣を取って戦わねばならない決まりがあった。
ジニへの思いと、父との狭間に立ったウンホは、思わず退き、会場から出て行ってしまう。
第10話
ウンホとの別れから4年が経ったある夜、月明かりの下、酒瓶をもったジニはあても無く歩いていた。
踊りも辞めてしまったジニは湖に身投げをしようとしていた。
抵抗するジニを引き止めたのは、湖畔で寝ていたジョンハンという男だった。
第11話
明(中国)の使者が贈り物として書いた詩を火鉢に投げ捨てるジニ。
怒った明の使者に対し、使者の書いた詩を暗唱する。
詩は心に留めました、難局にも変わらない決心を残して行ってください、というジニの言葉に、使者は気分よく帰っていく。
第12話
部屋でピョクゲスと向き合うジニ、しかしジニはピョクゲスに対して、一夜を私が買うと言い、お金を出していく。
やめろと言うピョクゲスに対し、ジニは富と権力では動かせない物があることを覚えておいてくださいと言い残し部屋を出て行く。
第13話
一人、修練に励むジニを見ていたジョンハンは、何者かがジニにケガをさせようとして仕掛けたワナに気付き、身を挺してジニを守る。
事態を重く見たジョンハンは、犯人を捜そうとするが、ジニは不問に付すよう懇願する。
第14話
ジニと群舞を舞っていたプヨンたちは、突然、舞うのをやめてしまう。
1人残されたジニだったが、ウンホとの思い出を胸に、新たな舞を披露し、窮地を脱する。
しかし、宴の場を争いの場に変えたことに腹を立てたジョンハンは、宴を中止し、席を立つ。
第15話
ジニの母ヒョングムからジニの心を得るすべを聞いたピョクゲスは、言われたとおりに行動するが、ジニに見透かされてしまう。
一方、ジニへの想いを押さえきれないと感じたジョンハンは、ジニに別れを告げるべく、都へ戻ろうとするのだが…
第16話
ジニがムミョンを妓夫にすると知ったジョンハンは、自分の元へ来るように言うが、ジニは拒否する。
都では、プヨンがピョクゲスのもとを訪れ、王の宴でジニと競演させてくれれば、ジニとジョンハンを仲違いさせると話す。
第17話
行首ペクムと鶴の舞の修練に明け暮れるジニだったが、突然、舞うことをやめてしまい、そのまま行方をくらます。
ジニへの想いを捨てきれないピョクゲスは、ジニを側室にしたいと王に申し出、許される。
側室を迎える祝宴が行われたのたが…
第18話
ピョクゲスの怒りを買ったペクムは、杖刑を言い渡される。妓生(キーセン)たちはピョクゲスにペクムの放免を懇願するが、聞き入れられない。
意を決したジニはピョクゲスの元を訪れ、ペクムの放免を条件に側室になると伝える。
第19話
ジニは、完成した鶴の舞を披露するべく王の宴に参加する。
しかし、ペクムの死を嘆き、憔悴しきっていたジニは、舞うことができず倒れてしまう。
宮中では、宴を台なしにしたジニを死罪にせよとの声が上がるが、ジョンハンはみずからの職を懸けジニをかばう。
第20話
芸を失ったジニは、ジョンハンと暮らすために行方をくらます。
ジニへの想いを断ち切ることができないピョクゲスと、信頼していたジョンハンに裏切られた王は、それぞれ2人を捜す。
山奥で静かに暮らす2人に追っ手が迫る。
第21話
捕らえられたジョンハンを救うため、ジニは都へ向かう。
自分を犠牲にすることを決心したジニはプヨンに会い、自分の居所をジョンハンに伝えるよう頼む。
ジニの居所を知ったジョンハンだったが拷問に耐え、ジニの居所を話さない。ジニは最後の決断をする。
第22話
ジニは、その生を妓生(キーセン)として終えるために、ジョンハンの死刑執行をあざ笑うかのように行われた宴で最期の舞を舞う。
心を打たれた王は、ジョンハンの死刑執行を中止させ、ジニを許す。
ジニは、再び妓生として生きることを決意するが…
第23話
流産してしまったジニは、ジョンハンと思い出の地を訪れ、我が子に別れを告げる。
芸に生きることを誓ったジニは、評判の妓生(キーセン)として忙しい日々を送る。
そして、プヨンとともに女楽の行首に推薦され、鶴の舞を完成させるべく、努力を続けるが…
第24話
まもなく行われる女楽の行首を懸けた競演に勝利するため、プヨンは名人と呼ばれる各地の行首の元に通い、修練に励む。
一方、ジニは、粗衣に身を包み、民の生活を送りながら、真の芸を模索し続ける。
だが、ジニは競演当日になっても姿を見せない。
私が思い描くのは、皆が共に舞える楽しい世の中、例え残された日々がわずかでも、今日のように舞い続けよう、人々の顔に広がる笑みと喜び。
その尊い心付けが苦しみを乗り越える力となる限り、舞は・・舞はまだ終わっていない。そう、永遠に終わらない
ミョンウォルは楽しそうに村人たちと踊っている・・
黄真伊(ファン・ジニ)は朝鮮王朝時代を代表する女流詩人、数々の逸話は残されているが詳しい記録はなく、中宗の時代に生きていたという説が有力。
両班の庶子として生まれた彼女は、10歳で「四書五経」を読破し、漢詩が作れるほどの才能を見せ、無二の才女と称えられ、希に見る美貌を備えた女性と言われています。
歌舞はもちろん、時調(シジョ)や漢詩にもすぐれた妓生、黄真伊の噂はたちまち広まった。両班たちは競って彼女の歓心を買おうとしたが、気位の高い黄真伊は気に入った相手とだけ宴席をともにしたという。
没年について正確に記録は残されていないが40歳前後に亡くなったとされている。松都近くの長湍(チャンタン)には今も彼女の墓がある。
※一部ファン・ジニ ガイドブック、韓国の歴史等~引用
なんとゆっても ハ・ジウォンの素晴らしさ 美しい事ももちろんですが、舞も素晴らしい
相当な練習をされたのだと感じますよね 女優さんとして 目の演技がすばらしい このドラマは ハ・ジウォンさんじゃないと
成功しなかったんじゃないかと思ってます
そのぐらい 見終わった後にも感動の残るドラマでした お勧めです
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