J君とママの奮闘記 番外編 拘りに対しての対応!

番外編
スポンサーリンク

この記事を初めて読んで下さる方へ

前回の記事の続きとなります

プール用のバスタオルを貸す事を

拒んで、泣き出したJ君。

「決まってる事は、絶対!」という発達障害の子の特徴。

お姉さんも、従弟達もバスタオルなら何でもいい為、

Yさん、おじーちゃん、おばーちゃんが普段使ってる

バスタオルでもいいのですが、数が足りません。

お風呂用のバスタオルも、J君はJ君専用のものなので

これを貸してもらう事も難しいのです・・・。

Yさん
Yさん

●色々な拘りのあるバスタオルは使わせたくない!
●家用のバスタオルは足りない!

さぁ・・・どうしたら??

Yさん
Yさん

じゃ、K達のお泊りは諦めてもらう?

J君
J君

なんで?泊まりたい!一緒に遊びたいし!

Yさん
Yさん

でも、泊まるとお風呂に入るし、K達の

バスタオルが無いから・・・

★J君の使っていないバスタオルを貸すか!

★従弟達のお泊りを止めるか!

J君に選ばせることにしました。

これは、J君にとって難しい選択です。

従弟達もドキドキしながら、返事をまっています。

暫く悩んでいたJ君は、なにやらブツブツ独り言のように

呟き始めました。

J君
J君

●プール用のバスタオルは、プール用って決まってるし・・・
●オレのバスタオルは、オレ専用やし・・
●K達には泊って欲しいけど、うちにはもう、
バスタオルが無いし・・
●なんで、母さんたちのバスタオル少ないねん・・
●泊まってもらうには、オレのバスタオルを
使うしかないのか・・・

分ってはいるけど、受け入れるまで時間がかかるのです。

その間、従弟達が・・

「オレら、泊まれへんの?バスタオルなんていらんでー。

小さいタオルでもいいでー」

Yさん
Yさん

きっと大丈夫やから、もう少し待ってな~

Yさんは、J君が状況を受け入れてくれるのを

待つことにしました。

暫くすると、使うことなく大事にしまっていた

バスタオルを持ってきたJ君。

J君
J君

これ使っていいから、泊まって~

Yさん
Yさん

いいの?

J君
J君

ただ、使ったらもう、オレのプール専用じゃ

無くなるから、次からはK達のお泊り用に

変わるけどいい?

 

何とも、J君らしい考えです。

バスタオル1つにここまでの拘りがあるJ君。

Yさんのお姉さんもビックリしていましたが、

これが、J君らしさなんです。

大変だった事は、まだまだあります。

●5年生のキャンプ用は6年生の修学旅行では使わない!

●中学生の修学旅行では、6年生の修学旅行用は使えない!

中学生の頃

Yさん
Yさん

今回買うバスタオルは、中学と高校どっちもの

修学旅行用な!

Yさん
Yさん

先に約束する事で、すんなりと受け入れられます。

中学生と言う年齢的なものもあった?

小5のキャンプの時も、これは6年生の

修学旅行でも使うよ!先に約束をしていれば

受け入れられたのかな?今となっては分かりませんが・・

 

このプール用・オレ専用・修学旅行用のバスタオルの

拘りの話を聞いた時は、正直ビックリ!

自分専用のお風呂用とか、部活に使うタオルに拘るのは

うちの子でもありましたが、ここまでの拘りはありませんでした。

 

生活していく上での、J君の拘りが少しでも

和らぐように、小学校高学年頃からは

J君に選択させる方法を取っているYさん。

●J君の拘りを崩せるのか?
●状況を受け入れて、前に進めるのか?

時として、日常生活にも支障をきたす事も

有るような拘りを持つJ君ですが、

この積み重ねが、少しずつ本当に少しずつでも

臨機応変に行動する(変化を受け入れる!)

事に繋がっていくのですね。

今回のYさんの秘策は、時間がかかっても

しっかりとJ君に状況を理解し、受け入れさせる

その為の、選択をJ君にさせると言う事でした。

やはり、発達障害の特徴をしっかり理解していないと

この様な対応はできません。

親の忍耐を試される様な事もあった様で

大変な子育てだと、改めて思います。

コメント