発達障害の高校3年生 久々の親子の買い物と幼い頃の思い出!

自閉症の息子と母の奮闘記 高校編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

高校3年生のJ君は、Yさんと近くのショッピングモールで

J君の私物のお買い物!(服や靴)

あれこれと物色していると、健康グッズコーナーがあり

何となく見ていると

高校生J君

あ!ツボ押しがあるで~

Yさん

いるん?

高校生J君

オレじゃなくて、オカン用やん!いつも肩とか

腰が痛いってゆってるやろ?

Yさん

あ~でも、別にいらんわ~

高校生J君

なんで?いつも、オカンはオレの物ばかり買って

自分の物は買わへんやん。靴だって、穴あくまで

履いてるし・・・たまには自分の為に買ったらいいやん!

 

Yさん

あ・・・そんな風に思ってたんだ・・・

ツボ押しの値段は、1280円。決して高くはないけど

わざわざ買うほどでは・・・

でも、J君がツボ押しを持ったまま、Yさんを見ているので・・

ここは、J君の優しさを素直に受け入れる事になり、

ツボ押しを購入!

(J君の目力に押し切られた形?)

暫く見ていると、今度は空気を入れるタイプの

サンドバッグがありました。

このサンドバッグは、J君が5歳から小2ぐらまで

使っていたものと、全く同じタイプ!

5歳から小2ぐらいまでのJ君は、怒りの感情の

コントロールが難しく、全ての怒りは母であるYさんへ。

当時通っていた、専門医の先生から

 

専門医

今はまだ、小さいからこのぐらいで済みますが、今のうちに

お母さんも、叩かれたら痛い!を分からせて、大好きな

お母さんを傷つけてはいけない!ってことを教えましょう!

放っておくと、暴力とか他人にまで手が出てしまうのを

防ぐためです。

 

専門医の先生から説明を受けたYさんは、サンドバッグを買い

腹が立って、お母さんを叩きたくなったら、この

サンドバッグを叩きましょう!

お母さんを叩く⇒サンドバッグを叩く!

こんな訓練をしていました。

 

Yさん

すぐには出来ないし、泣いたり暴れたりと大変な時期だったけど

今から思うと、それも懐かしい思いでです。

 

そのサンドバッグを見ていたJ君。

 

高校生J君

これ、オレが小さい頃すごくお世話になった物や

あの時のオレは、これが無かったらどうなってたんやろ

オレにとっては、これは大事な相棒!

働いて、初任給をもらったら絶対自分で買うわ!

使うためじゃないけど、小さい時にオレが必要やったから

思い出と言うか、宝物みたいなもんやな

 

お母さんや、サンドバッグを叩いていたころの事を

しっかり覚えているJ君。

当時は、ただ目の前の現実に、必死だったけど、今となると

YさんもJ君も、かけがえのない強烈な思い出となってるようです。

YさんとJ君にとって、懐かしいアイテムとの遭遇ですね。

買い物も終わり、食料品コーナーへ!

すると、「敬老の日フェア」をしていました。

高校生J君

あー!オカン!じーとばーにケーキ買って帰ろ!

J君は、イベントをとても大事にする子なんです!

そして、家に帰ると自分の財布をもってYさんのとこへ

Yさん

どうしたん?

高校生J君

ケーキ代!返すわ

Yさん

いらんよー

高校生J君

敬老の日って、おじいちゃん、おばあちゃんに感謝する日やで!

オレからの感謝やから!

こーゆー所はとっても、律儀で、優しいJ君です!

 

 

余談ですが、このツボ押しは、中々快適だったそうです

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