このJ君の直筆のものは、LD(学習障害)のお子さんが
書くことがどれだけ大変かを
知ってほしい!とのご要望でUPさせて頂きました。
この様な感じで書くことが大変なJ君です。 文字のバランスが取れない ミが鏡文字になる。
5年生になると、クラスでの漢字テストが、定期的に行われます。
漢字ドリルの1ページの①~⑳を2回に分けて
1回で10問の小テスト!
支援学級ではまだ、漢字は「読み」を中心に進めているため、
書くことは3年生レベルでも苦労しています。
しかし、J君のこだわりで「クラスのテストはみんなと一緒!」
10問小テストに取り組みます。J君は短期集中型の為、10問の問題を
細かく分けて覚える様にしました。
この流れで、漢字テストにトライ!
初めのうちは、この方法でも40点~60点
毎回居残りの 再テストを受けていました。
しかし、段々とこの方法と10問テストに慣れてきて、70点、80点を
取れるようになり、こうなると合格点の90点を取りたい!と思うようになり、
小テストの前日は、まず 支援学級の宿題 クラスの宿題 この二つを
学校から帰ってきて、すぐにやる!(塾か家でやります)
夕食とお風呂が終わったら、22時までずっと Yさんの必勝法で
小テストのお勉強!
やっと3学期になって、95点!(合格点)を取れるようになりました。
このマイナス5点は本当に惜しい間違いです。
書くことが苦手なJ君なので、解っていても書けない!
その為に マイナス5点!
クラスの友達(居残り友達)からも
「Jよりはいい点とれるわ~」と、言われていたのが
「Jには負けたくない!次のテストで勝負や!」
段々クラスの雰囲気も良い方に変わっていき、共に良きライバルとして
頑張り、勝負するようになってからは2人共、居残りの回数も減り、
お互いに向上していけるようになったそうです。
とは言え、95点が続くと 初めは満足していたJ君ですが
段々と「なんで!100点取れへんねん!」とイライラするようになり・・
夜に怒りながら 勉強したり・・テストが返ってくると、Yさんに
投げて渡したりと・・・イライラモードが続きます。
そんな事が続いていたある日 支援学級の先生がアドバイスをして
下さいます。
※ 1度100点を取っちゃったら、次に95点になると残念な気分にならへん?
ずっと95点なら ずっと高得点やで!気分がいいやろ?5年生の「書き」の
テストで ずっと95点を取れるようになった事って すごい努力で
立派な事やねんでー ※
この様にJ君にアドバイスを下さいます。
それからは、95点のイライラが収まり、「又 95点やったわー」と
少々残念そうな感じでしたが、怒る事も無かったそうです。
漢字の10問小テストに関しては、なんとか集中して、取り組むことが
出来て 点数もドンドン高得点を取れるようになったんですが、
やはり、20問 40問 50問 100問 の大テストになると
難しく、20問 40問は 50点~60点ぐらい・・
50問 100問は 40点~50点ぐらい・・
J君本人も良くわかっているので、こだわりを見せるのは
10問小テストのみ!です。
5年生の1年間でJ君の漢字小テストが
どこまで 点数を伸ばすのか!そして J君は100点取れますか?
ちょと長くなりましたので、次回に続きはUPしていきますねー
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