同じ地区の仲良し友達とのお話しです。
毎週土曜日はスイミングに通っているJ君
同じ地区の仲良しのR君が良く遊びに来てて、ちょうど盛り上がっていたんですが、
スイミングに行く時間になり、J君はスイミングに行かなければならないので
J君「もう、スイミング行く時間やから~」
R君「じゃー俺も ついて行くわ!」
こんな感じで、良くついてくるR君です。(笑)
自転車で行くと丁度よい距離なのですが、いつも健康と、親子のトークタイムの為、
歩いていくので、勿論 R君も歩いて付いてきます。
スイミング中はギャラリー席でYさんと一緒に、見学 なんとも不思議な感じだと
Yさんは思っておられたそうです。スイミングが終わると、又一緒に遊んでるそうです。
この日の、スイミングの帰りの2人の会話
※ この地区は4年生の男子は、J君とR君の二人だけです※
R君「区民体育祭って、オレらの地区 4年男子はオレら2人しかおらんし、
5年には男子おらんし、毎年大変やんなー」
J君「まぁ~~な 5年になったら、お母さんも役員やし、絶対強制やしなー」
R君「オレのお母さんも役員やでー、まぁ・・・役員でもそうでなくても結局
オレらは2人やから、出るんは一緒やしなー」
J君「まぁ~~な 毎年やしな!」
この会話を聞いたYさんは、子供は子供で色々と考えてるんだな~と
2人しかいないので、ほかの地区に勝てないのが、2人とも悔しいんだな~と
思われたそうです。
この会話は、特に「自閉症」らしさではなく、勉強や宿題での苦労や、
友達とのトラブルなど、つらい事が多かった中でも、こんな風に友達と
普通に?対等に? ごく自然に流れる会話を聞けることが、Yさんにとって
特別だったそうです。「普通、自然」こんな当たり前の様な事でも
J君にとっては難しかったので、Yさんはとても感動されたそうです。
そして、4年も終わる3月の中頃 もう体育の授業もないので、体操服に縫い付けている
ゼッケンを取り外していたら、J君からいきなりの要求が(笑)
J君「その ゼッケンすてんといてな!」
Yさん「なんで?4月からは5年生やで~」
J君「わかってる!でも、大事やから!」
Yさん「何に使うん?」
J君「使わんけど オレは4-2が今までの4年間で 一番楽しかったから
記念に持っておきたいねん。」
小学校に入ってから、毎年色々 トラブルがあり、傷つくことが多かったJ君ですが、
4年生の1年間は、とても大きく成長した年だとYさんはおっしゃってました。
- 学校行きたくない・・・
- 楽しくない・・・
- しんどい・・・
などの言葉が多かったけれど、今年はそれも全部ひっくるめて
「1番楽しかった!」と最高の感想を聞くことが出来て、本当に嬉しかったそうです。
J君に「5年生になる不安は?」と聞くと「ない!」
「オレらの学年は人数が少ないから、クラスが分かれても どうせみんなで
遊ぶからー 一緒や!」
なんだか、高学年らしく たくしましくなってきたJ君です。
いじめに対しても自分で克服したJ君 大きな成長となった4年生です。
毎日、しんどい・・学校行きたくない・・と言っていたのが
嘘のような 成長ぶりに お話を聞いていて 何だか涙がでる思いです。
私の中でも、Yさんのお話を聞いていて、一緒にJ君を育ててる思いが
どんどん 強くなってきてるのかもしれません。 5年生は、反抗期に入り、
Yさんにとっての辛い時期になります。
次回からは 5年生のJ君をお届けいたします。
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