小学校4年生 支援学級での算数の時間です。
ここでもJ君独特の オレのルールが発揮されます。
※ 工夫して計算する ※ この問いで 53+85+47 これを工夫する
答えとしては、53+47=100 100+85=185 この様に工夫計算が
正解なのですが、J君は そもそも ※工夫※に 気が付きません・・
工夫によって計算が楽になることが 理解できない為に、ここでも
「オレのルール」 で左端から順番に 得意の暗算で答えます。
上記の様な図があります。 式を考える問題だったので、教科書には
① (5+3)×12
② 5×12+3×12
この様に 2つの考え方が書いてありましたが、J君は 問題を読むと
いきなり すごいスピードで
12+12+12+12+12=60+12+12+12=96
こんな風にひたすら足して計算!
「工夫して計算」の 意図とは違うけど、答えが正解なので!
これも、「オレのルール」ってことでと・・支援学級の先生は
感心していらしたそうです。 本当にJ君らしい答えの出し方ですね
支援学級での算数で 「計算の決まり」の文章題は
※ 1つの式にしましょう これが正解なんですが、先生はJ君が
「オレのルール」があるのをご存じなので、
※ 2つの式でもいいよー と言ってくださり、問題を言い換えたり、
絵に表して下さり 案外 スラスラと出来たりしていました。
計算問題は、J君が得意なので 自力で頑張れ!そう伝えて見守り
暫くして J君が 「先生~~~。同じ問題が続くよ??」
先生が問題とJ君の答えを見てみると
② 30-6÷3=8
③ (30-6)÷3=8
と、完全に「きまり」を無視して計算していたので、(オレのルール)
先生「全く同じ問題は出ないよ ②か③のどちらかが、計算を間違ってる
ってことやでーよーく見てみ」
すると じーーーっと問題を見てるJ君でしたが、「あ!!②や! ÷が先やったなー」
何とか 気が付くことが出来て、ここからは突然 スイッチが入ったように
1枚目のプリント残り3分の1と手つかずの2枚目のプリント両方とも
授業の残り時間20分の間に、すざまじい集中力で進めていくJ君に
先生もびっくりされたそうです。お家でもスイッチが入ると、人が変わったかのように
すざまじい集中を見せる事が、ごくまれにあるそうです。
支援学級から出る 算数の宿題の問題でも 先生がこれは自力では解けないと
思う最後の問題だけに「× 学校でやります」と記入して下さってます。
J君「何か、最後の問題だけやらないのは 気持ち悪い。でもなー良くわからない
問題やから、お母さん教えて~」
自分から「教えて」と言うときは、イライラしないでYさんの説明を
聞いてやってくれるので、「やりたい」と言う時は一緒にやっていたそうです。
そして、先生は ※ 自力では解けないとわかっているので、お母さんに
まるまるお世話になるのも、申し訳ないと思い「× 学校でやります」に
してるんですが、結局 J君的には問題を残すことが出来ないんですね?
3年生の頃からのJ君のこだわりですものね。これからも、家で「やりたい」と
言ったときは、よろしくお願いします。※
この様に連絡ノートに書かれていたそうです。
J君の事を良く理解してくれる先生です。 Yさんもお仕事をされてる事も
ご存じで、この様に配慮のある事を言って下さるんでしょうね
とても、良い先生に見て頂いてるな~と思いました。算数に関してはJ君は
計算が得意と言う事もあり、なんとか乗り切ってはいますが、漢字になると
苦労は倍以上です。次に漢字の苦労についてアップしていきたいと思います。
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