小学校4年のJ君 ちょうどジェイボードが流行っていました。
勿論 J君も ジェイボードに夢中です。でも・・・友達はみんな上手に
乗りこなせていますが、J君は中々 友達の様にはいきません。
それでも、1人でマイペースに練習。
ある日、何かとトラブってたH君がジェイボードに乗って
突然 J君のお家に遊びに来ました。あまりにも上手に乗っていたので、
Yさんは思わず 聞いてしまいます。
Yさん「どんな風に乗ってるの? どこに体重かけてるの?」
H君は乗りながら 指をさして「ここやでー」
Yさん「ちょっと わからんなー」
Yさんが、そう言うと H君は ジェイボードを降りて 両手をジェイボードの上に
H君「これが、足やとしたらなーこっちがわに~」
こんな感じの 詳しく、分かり易く説明してくれたんです。J君もそれを見ていて
マネしながら、何回か乗っていたら、コツをつかんだようで 瞬く間に上手に
乗れるようになったそうです。
H君「すごいやん J君! 乗れてるやん!」
J君「うん!! ありがとー」
H君「又 一緒にのろうな~」
J君「うん!!」
こんな事があった 夕食時
J君「昨日までは、H君の事が嫌いやったけど、今日はH君のおかげで
ジェイボードに乗れるようになったから、普通になったよ」
こんな風に話したのは、きっとJ君の心が少しずつ変わっていったんでしょうか
又、別の日には 仲良しのお友達2人とH君が遊びに来ました
外で、楽しく ジェイボード
Yさん「H君ってなー くん をつけて呼んでほしいの?」
※ この学年は 男女とも仲良くて、苗字か下の名前のどちらかを呼び捨てで
呼び合っているんですが、Hくんだけは くん付でよんでいたので聞いたそうです※
H君「H でいいでーおばちゃん!」
Yさん「おばちゃんが、呼ぶときじゃなくて J が呼ぶときは?」
H君「え?? H でいいでー 4年間ずっと同じクラスやのに・・・
Jーーー! Hって呼んでみーーー」
J君「 すごい小さい声で・・ H・・・・」
H君「えらい小さい声やなー 思いっきり呼んでみ! オレら 友達やん!」
J君 今度は大きな声で「H!!!」
H君「 そうそう!それでいいでー!」
そして、H君はYさんに 「 J は4年間も一緒やのに 恥ずかしいんかな?」
と言ったそうです。
※ 2年生の頃に、「くんを付けて呼べ! 呼び捨てすんなや!」って
言ってたことは すっかり忘れてるようです※
しかし、J君は ずっと覚えてたので H君としか呼べなかったんです。
やはり、J君が 大暴れした事から 随分と友達との関係が変わったなと
感じられたYさん。 これからもやはり、トラブルがあるかもしれませんが、
「やっぱり 友達!」J君がお友達とこんな風に付き合っていく事が
出来る様になった事を、思うと嬉しくなったそうです。
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