J君が小学校1年の(冬)の頃のお話です。
J君にはこだわりの いつも買うお気に入りのお菓子があるそうです。
この日は、たまたま(売り切れ)だったそうで、もう・・そうなると
J君「いつもあるのに!!今日はない!!」無い事がどうしても受け入れられないJ君
J君「なんで、ないねん!このスーパー最悪や!・・大嫌い!!!」
この様に大きな声で 文句を言い続け、マフラーを投げたりと周りから見ると
ちょっと迷惑な行動をしていました。
何も買わずに帰ろうとすると、J君は適当に1つお菓子を取って、カゴに投げ入れ、
「こんなスーパー1秒もいたくない!ママも嫌い! 1人で帰る!!」と言って
怒って帰ってしまったそうです。
Yさんは会計を済ませ、遅れて家に帰ると、家の鍵を閉めてしまって・・
「ママなんか入って来るな!キライ!」と叫んでいます・・・
Yさんは、やれやれ・・鍵は持っているので、何も言わずにさっさと家の中に入り
泣いて怒ってるJ君に 諭すように話しかけられたそうです。
Yさん「お店には、いろんなものが売ってあって、ある時と無い時があるんやで。
大好きなものが無くて、残念だったのはわかるよ! でも、あんな大きな声で
文句言ってもいいの??スーパーの人はどう思ったかな? 売ってない時はあきらめて
違うものを選ぶとか、次に来た時にあったら買おう!って思えない?あんなに大きな声で
騒いだから、ママは少しはずかしかったわ・・・」
この言葉を聞いたJ君は、黙って2階に上がって行き、暫く1人で部屋にこもって
いましたが、10分ほどでスッキリした顔で降りてきました。そして、適当に投げ入れた
お菓子を手にもって「ママ、これ買ってくれてありがとう。まぁ・・いつも同じのが
あるわけないもんな 今日はこれを食べる!もう、スーパーで やんちゃしないから
安心してな」とちょっぴり泣き笑いで言ったそうです。
Yさんはこの事で、J君の気持ちを考えられました。
★ いつも売ってる 大好きなお菓子が無かった事
★ 受け入れられずに怒ってしまった事
★ ママにいじわる(鍵を閉めた)事
こんな事を 1人で2階で自分なりに考えて、何とか納得してくれたんだと
思ったら、けなげでギューッと抱きしめてしまうそうです。
1人で2階にあがって しばらく部屋にとじこもるのは、J君なりの
クールダウンです。このクールダウンを何とか身に付けられるように
色々工夫中だそうです。 そして、少しずつ 本当に少しずつでいいから
自分の気持ちをコントロール出来る様に、見守っていきたい とおっしゃってました。
自閉症のお子さんは感情のコントロールが難しく、予期せぬ出来事にぶつかると
対応できずに、パニックに・・小学校の間に、少しでも身に付いてくれたら
いいなぁ~と思ってしまいました。大人になるのは大変だよね!でも頑張ろうね!
ママはいつでも、J君を見守ってるんだよー
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