J君が電車に乗る際の強いこだわりがありました。
※ オレンジ特急の2階席の1番前の席に座る!
しかし、J君はウルトラマン中心生活の為、ママの苦労は・・すごかったんです。
まず、J君の乗る駅 H駅からはオレンジ特急の1番前の席が空いてる筈は無く、
O方面へ出かけるときは、まず反対方向の始発駅 D駅まで行き、
そこで 1番前に並んでO方面へ・・・
同じく、K方面へ出かけるときも まず反対方面の始発まで・・と・・
しかも、ウルトラマンに間に合うように帰宅しなくてはいけない為
目的地に着く時間と用事を済ませ、帰宅する時間までを計算し、
J君のこだわりに対応されてました。
これはもう 大変な事ですが、YさんはJ君のこだわりを否定されないので
お付き合いされてたそうです。
しかし、これを続けるにはタイムスケジュールが、大変ですよね。
そこでYさんが秘策を思い付き、J君も納得するようなルールを
決めました。このルールが良くできていて、こだわりのJ君も
このルールを守ってくれたそうです。
※ 月に1回電車デーを作る。(この日は、オレンジ特急の2階席の一番前に座る)
この為だけの日です。目的地も用事も無いので、ウルトラマンに間に合わせるだけです。
※ 予定があって出かける時
この日は、例え緑特急だったとしても、オレンジ特急の2階席の1番前が空いてなくても、
来た電車に乗る! この為に「約束メモ」を作り持ち歩きます。
この約束メモには、「初めに来た電車に乗ります。オレンジ特急の2階席の1番前が空いてなくても、乗ります」
この約束メモを、家を出る前に確認・駅に着く前に確認・ホームの上で確認
3回一緒に確認する事で、J君に納得させていました。
これはJ君に対しての視覚支援です。どの電車にも乗れるようにと、Yさんの配慮
だったんですね。
しかし、この約束メモだけですんなりとは行きません。
メモを確認していても、初めに来た電車が緑特急だった!
そんな時でも、前ほど大きな混乱は無くなります。
ただ、J君の交渉が始まるそうです。
J君「お願い!次の電車にして!次がオレンジじゃなかったら、その時はちゃんと
緑の電車に乗るから~」
自分から言い出したことは、ちゃんと守るJ君なのでこのぐらいの交渉はOK!
この頃から、J君は約束ノートを持ち歩くようになりました。
※ 電車約束ノート
※ 遊園地約束ノート
※ スーパー買い物約束ノート
※ マクドナルド約束ノート
※ 帰り道、だっこはしません 手をつないで歩いて帰りますノート
(出かけると、必ず帰り道にだっこ~とゆっては座り込んでしまう為)
※ ムシキングバトルは2回で終わります。(当時はまってたそうです)
※ 電車を見送るのは、2本で終わりです。(ホームでずっと電車を見てたそうです。)
その時々で、持ち歩くノートは違ったそうですが、色々な約束ノートを作ることによって、
これから起こる事を、確認させることが出来ます。
口で言い聞かせるよりも、目で見ての確認 このほうがJ君が理解しやすかったようです。
言葉通りに受け取るお子さんですから、口よりも目 Yさんはそう考えて
この約束ノートでJ君の視覚支援を行い、この事でJ君が大きな混乱にも陥らず
約束事をすんなりと受け入れることが出来たそうです。
視覚支援の有効さが良くわかる エピソードでした。
Yさんの子供の為に何が出来るか!とゆうお考えのもとに生まれた秘策!
同じような事でお困りのママたちが、この秘策を読んで頂けたら
うれしいなと思ってます。
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