インシディアス 第2章

洋画
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「ソウ」シリーズの生みの親が贈るホラー続編!平和を取り戻した一家を再び恐怖が襲う
「ソウ」シリーズの生みの親ジェームズ・ワンとリー・ワネルが手掛けたホラー第2弾。
謎解きを交えたヒネリの効いたストーリーと背筋が凍るような恐怖で2倍楽しめる。
ソウ」のジェームズ・ワン監督&脚本リー・ワネル、「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリが製作でタッグを組み、
低予算ながら全米で大ヒットを記録したホラー「インシディアス」(2010)の続編

悪夢のような恐怖が過ぎ去ったランバート家だったが、父ジョシュが何者かに憑依されてしまう。

実はジョシュには幼い頃から幽体離脱して霊界と繋がる能力があったが、母親がその記憶を封印していたのだ。やがて、ジョシュに憑依した霊が、家族を襲い始める…。
夫ジョシュと妻レネ、そして3人の子どもたちを襲った悪霊が去り、ようやく平和になったかに見えたランバート一家だったが、ジョシュが何者かに憑依されてしまう。
ジョシュは幼い頃から幽体離脱をして霊の世界とつながる特殊な能力があり、それを恐れた母親によって記憶が封印されていたことが判明する。
ジョシュにとり憑いた霊は、ランバート一家や霊媒師たちに害を及ぼしはじめ、彼らはその霊の正体を突き止めるため封印されているジョシュの記憶の世界へと入り込んでいく。
1作目の謎が 色々な場面で絡んでくる
これは1作目を見ずしてはわからないことも多いので 是非1作目から見るのをお勧め
完全な続編に仕上がってます
そしてこの 第二章でも又・・最後に 霊能者が叫ぶ・・・
えーーー又 続くのです  ってことで インシディアスの3へ・・・

「インシディアス 第2章」シュールなパラレル構造を深化させた怪奇迷宮ワールド

 ヒットしたホラー映画の続編が作られるのは世の常だ。恐ろしい厄災に見舞われた主人公が生き残ろうとそうでなかろうと、パート2ではいったんストーリーがリセットされ、前作を未見でもお手軽に楽しめる。このジャンルのシリーズものの大半がそうだ。

 ところが「インシディアス 第2章」は例外的なケースだ。前作のラストの直後から始まり、ほっと息をつく間もなくランバート家の人々に新たな怪異が忍び寄る。死者や悪魔が棲む“あの世”から帰還した主人公ジョシュは、「シャイニング」のジャック・ニコルソンさながらに狂気を露わにして妻子を襲撃。一方、彼の母親ロレインは、今は亡き霊媒師エリーズの助手たちの協力を得て災いの原因の究明に挑む。このふたつのストーリーラインが同時進行し、なおかつ暗黒の異次元世界と現実を行き来しながら展開していく。前作を観ていないと何が何だかわからないめまぐるしさだ。

 そんな筋立てのややこしさと乱闘シーンなどのアクションの慌ただしさが心霊映画の興趣を殺いでいる感は否めず、同じジェームズ・ワンが監督した第1作や「死霊館」ほど濃密な恐怖には浸れない。しかしあの世とこの世のシュールなパラレル構造を深化させ、時間という概念を絡めた作り手のチャレンジ精神には驚かされる。要するに、異次元の扉を過去への入り口に見立てたタイムトラベル・ミステリーになっているのだ。

 そもそも筆者には、前作に関してひとつ疑問があった。ジョシュに取り憑いた白塗り顔の老婆の悪霊を、なぜか女優ではなくフィリップ・フリードマンという男優が演じていたのだ。本作にはそのミステリーの答えも用意されている。前作を作った時点で、すでに第2章を構想していたとしか思えない奇怪な真実が!(高橋諭治)

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