ヒロインを深く愛する王を演じたのは「トキメキ☆成均館スキャンダル」「密会」で女性の心を捉えたユ・アイン。
オクチョンを守ろうとする凛々しい姿にドキドキさせられる。
朝鮮一の韓服の作り手を目指すオクチョンは、権力を握ろうとする勢力に操られ、母の身分を奴婢から解放させることを条件に女官となる。
オクチョンは宮内でかつて心惹かれた武官と再会するが、その武官こそが王・粛宗だった。やがて二人は愛し合うようになる
1. 偶然の出会い
独創的な韓服作りで評判のオクチョン。彼女は幼い日に父を失い、母や兄とも生き別れになっていた。
父の従兄弟、チャン・ヒョンは王宮の有力者ミン・ユジュンへの恨みを晴らすため、そんなオクチョンを利用しようと画策していた。
ある日、仕立ての寸法を取りに行ったオクチョンはそこで偶然世子イ・スンと遭遇する。
2. 幼い日の淡い想い
少年時代のスンは父、顕宗が西人派の重臣に権力を握られていることが、がまんできない。
一方、父の知人、カン氏夫人に引き取られたオクチョンは裁縫の才能をメキメキと伸ばしていた。
ある日、お忍びで外に出たスンは本屋でオクチョンと出会う。
ならず者に絡まれ、一緒に逃げ出した二人。スンはオクチョンに淡い想いを抱く
3. 再会
東平君(トンピョングン)の開いた宴の席で再会したオクチョンとスン。スンはオクチョンの面影に見覚えあるが、思い出せない。
一方、借金取りに追われるオクチョンは鎧を納品する商団が募集されると知り、商団を持つチャン・ヒョンに話を持ちかける。
そんな中、世子嬪選びが始まり、オクチョンは候補の一人、インギョンの装いを手伝うことになる
4. 世子嬪決定
訓練場に迷い込んだオクチョンはそこでまたスンと出会う。スンを内禁衛将だと思い込み、鎧づくりのための動きを教わるオクチョン。
だがオクチョンの作った鎧はミン・ユジュンの差し金で落選。
それを機にチャン・ヒョンはかねてから考えていた計略を実行に移そうとしていた。
一方、大詰めを迎えた世子嬪選びでスンはインギョンを指名する
5. 粛宗即位
チャン・ヒョンは福善君(ポクソングン)のもとにオクチョンを送り込もうとしていた。
その頃、王宮では顕宗が崩御、粛宗(スクチョン)・スンが即位する。王宮の改革のため、南人派の重鎮ホ・ジョクを呼び寄せた粛宗。
だがホ・ジョクは福善君と組んで粛宗を襲わせる。
母とともに清国に逃げようとしていたオクチョンは襲われて傷ついた粛宗を見つけるが…。
6. 狙われる王座
再び襲われる粛宗。一方、オクチョンも追手に見つかり、母とともに連れ戻されてしまう。
オクチョンは母を自由にするという条件で、母の主人チョ・サソクと大王大妃の提案を受け入れ、針房の女官となる。
それを知ったチャン・ヒョンはまた新たな陰謀を描いていた。
その頃、ホ・ジョクと福善君は今度こそ粛宗の息の根を止めようと…。
7. 王宮での再会
土壇場で福善君から王に寝返ったチャン・ヒョンによって謀反は未遂に終わる。
チャン・ヒョンは入宮したオクチョンを一日も早く粛宗のもとへ送るよう、チョ・サソクを通して大王大妃を動かす。
こうして二人は王宮で再会する。だが、オクチョンの突然の入宮に、粛宗は背後に陰謀があると思い込み、彼女に怒りをぶつける
8. 新たな王妃選び
痘瘡にかかった仁敬(インギョン)王妃は粛宗の胸のなかでこの世を去る。
朝廷に返り咲いたミン・ユジュンを始め、官僚たちは早速次期王妃の選択を粛宗に迫るが、水面下ではミンの娘イニョンに内定していた。
オクチョンはイニョンのために王妃の礼服、円衫を作るが、同僚のチャギョンにそそのかされ、出来上がった円衫に手を通してしまう
9. 近づく二人
オクチョンに想いを告げた粛宗。以前からオクチョンへの想いを秘めていた東平君は粛宗の気持ちを知って動揺を隠せない。
そんな中、暴れ馬からオクチョンを守ろうとした粛宗は頭を打って昏睡状態に陥ってしまう。
オクチョンの存在を知って激怒した大妃は彼女を王宮から追い出し、粛宗とイニョンの婚姻を決めてしまう
10. 王の女
追い出されたオクチョンは東平君に保護される。チャン・ヒョンの差し金で霊媒師からお祓いをしろと言われた大妃は寒空のもとで水を浴び、体調を崩してしまう。
そのおかげか、ようやく目覚めた粛宗はついにオクチョンと想いを遂げる。
だがそれを知ったミン・ユジュンはオクチョンをだまして連れ出し、亡き者にしようとするが…。
11. 王宮への道
イニョンが王妃となる。入宮の行列を見守る人々のなかに、オクチョンの姿があった。
オクチョンが生きていると知った大王大妃は急ぎ彼女を王宮に呼び、粛宗と再会させる。固く抱き合う二人。
欲しいものを手に入れるというオクチョンの強い決意に、粛宗も周囲に彼女を認めさせようとするが、大妃は次の策を用意していた。
12. 権力の行方
不妊の薬を飲ませようとする大妃に、オクチョンはむしろ死を選ぶと覚悟を見せる。一方、朝廷では絶大な権力を握るミン・ユジュンが粛宗の政策をことごとくつぶしていた。
思い通りにならない悔しさを噛みしめる粛宗。
そしてミン・ユジョンのさらなる標的は粛宗の寵愛を独占し、今や正式な側室となったオクチョンだった
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