発達障害の社会人2年生 空き時間の使い方

J君の奮闘記 社会人編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

製造部のJ君のチームの中で、J君が担当する

機械のみが「指定日納品」の為

スケジュールに空き時間が出来ます。

他の機械は全て「毎日納品」の為

空き時間はほぼできません。

J君の空き時間の使い方は?

●同期のSさんのフォロー
●同じチーム内の助っ人
●夜勤メンバーが出勤してくるまでのフォロー

しかし、コロナの影響で一時的に、仕事が減り

チーム内でもフォローに入る事が出来ない時もあります。

毎日納品のメンバーは?

●ゆっくりとためている業務日報を打ち込んだり

雑談したりと、暇ならそれなりに動いています。

J君は?

●同じチーム内でも助っ人の必要が無いのなら

「他部署に応援に行こう!」と考え

1Fの出荷エリアに顔を出して、お手伝い!

出荷エリアは、社内でも1番体力を使う部署で

屋内であっても、半分は外の様な場所。

夏は暑く、冬は寒いので、上司から

「出荷エリアに行って来い!」

と言われない限り、誰も自分から手伝いに行く人は居ません。

そんな中、J君だけは自ら進んで行きます。

社会人J君

●出荷エリアが1番動けるし、体を使えて楽しい!
●2Fでは機械担当なので、動き回る事が少なくて
しんどいから、時々思いっきり動きたい!
●やる事無くて、2Fでぼーっとしてる位なら
出荷エリアを手伝いたい!

小さい頃から、じっとしてることが苦手なJ君。

ADHDの特徴も持っているJ君は、

多動性と言うより、注意欠陥の部分が強く

授業中、50分間椅子に座っている事は出来たのですが

椅子に座りながらも

●椅子をギコギコする。
●上靴を脱いだり、はいたりする。
●椅子の前足を上げて、後ろ足の2本だけで
バランスを取り、上げたり下げたりを繰りかえす。

椅子に座ってはいるのですが、じっとしてられない子でした。

低学年の頃は先生から

「椅子で、バランスをとって上げたり下げたりしてるのですが

時々、勢いが強すぎて後ろの席の子の

机で、頭を打ったりして、注意して見てるのですが

ハラハラします。」

高学年になると

先生

「椅子危ないからやめて・・・」

J君

慣れてるから、頭打っても痛くないで?

先生

「いや・・そうじゃなくて・・・」

友達も、J君が椅子を上げ下げするのは知っているので

後ろの席の子が、ナイスタイミングで支えてくれたり?(笑)

小学生の間はずっとこんな感じだったようです。

中学生になると、

椅子は少し減って来たようですが

やはり、スリッパに足を入れたり出したり。

机の横にかけてある、体操服の袋を取ったり、かけたり

じっとしてることはできない様子。

高校生になると、

9割が男子だった為、教室内は少々ざわついていたので

又、小学生の時の様に椅子でバランスを取ったり、

時には、ぐっすり寝てたり・・?

こんなJ君は、基本的に動き回っていたい!のです。

出荷エリアはベテランの年配さんがほとんどなので、

若くて元気なJ君が顔を出すと、大歓迎されます。

新入社員の頃は、GW明けから1Fエリア勤務だったので

その頃から、「出荷エリア」には顔をだしていました。

出荷メンバー

「お!J君、来たか~~」

社会人J君

2F暇なんですよ~

出荷メンバー

「こっちは、一杯やる事あるで~~」

ベテランメンバーに混じって、力仕事を中心に

体を動かし、楽しくお手伝い!

時には、自分のチームメンバーに

社会人J君

出荷エリアいってきま~~す。

伝えるのを忘れ、勝手に行ってしまう時もあるのですが

2Fに戻ると

エリアメンバー

「J君、どこ行ってたん?」

社会人J君

あ!すみません・・出荷エリア行ってました~

エリア部長

「そうやと思った!(笑)」

エリアメンバー

「よく行くな~」

社会人J君

動き回れるんで、楽しいですよー

エリア部長

「体力、ありあまってるもんな~(笑)」

伝え忘れても、「J君の事だから、出荷エリアやろ~」と

分かってもらえる様です。

 

早いもので、社会人2年生も終わりです。

次のUPでは、社会人になってからの

2年間を振り返り、まとめてみます。

J君の社会人生活2年間は、どうだったのか?

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