発達障害の高校3年生 遂に履歴書作成に!LD(学習障害)なので厳しいです!パート1

自閉症の息子と母の奮闘記 高校編
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この記事を初めて読んで下さる方へ

高校3年生のJ君、今は就職の面接待ち状態。

ゆっくりと、履歴書の作成に入ります。

「ゆっくり」なのは?

J君は、LD(学習障害)があります。

読めない・書けない・計算できない この中の

「書けない」部分を持っています。

●字のバランスがとれない
●行、枠内に収める事が難しい
●漢字、カタカナは特に苦戦
(文字では無く、形として認識している為、独特になってしまう)

LD(学習障害)のあるJ君は、他の子より履歴書作成に

時間がかかってしまいます。

履歴書作成で、結構苦労をします。

J君は顧問と一緒に、履歴書作成を進めています。

ここで、顧問がJ君にしてくれた事!

字の大きさや、バランスを取るのが難しいJ君に

顧問が、見本を1枚記入してくれました。

(まずは、左側の名前・住所・学歴)

その見本を横に置いて、自分で記入していきます。

しかし、字のバランスが上手くいかず・・・。

練習用の履歴書を10枚ほど用意してくれた顧問!

書く事が難しいJ君の為の配慮ですね。

まずは、練習用の用紙で左側のみ、完成させます。

しかし、家でのJ君は履歴書の右側の「趣味・特技」が気になります。

「趣味・特技」
これは、9月中に面接のある子達が、先に履歴書作成に

入っていた為、担任に提出後、チェックを受けるのですが

ほとんどの子は、未記入だったり、1つしか記入してなかったりと

中々、難しい様子。

J君はその様子を見ていたのですが、「自己分析」を

するように言われています。

自分の事を自分で考えれない様ではダメ!・・・難しいですよね。

 

高校生J君

な~この趣味・特技って、担任は自己分析やから

3つは書くようにゆってるねんけど・・・

 

Yさん

まぁ、まずは左側の記入に集中したら?

高校生J君

そうやけど。どうせ、右側も書く事になるやろ?

気になり始めると、集中出来なくなるJ君。

Yさん

じゃー左側を1枚、全て記入したら、一緒に考える?

高校生J君

そうしよ!落ち着いて、集中して書くわ~~

とは言え、誤字とバランスの悪さで、3枚目に突入!

何とか書き終えると、少し書く事に疲れた様子。

 

高校生J君

ちょっとオレ、風呂入って来るからその間に

趣味・特技を考えとってな~ オレは

野球観戦ぐらいしか、浮かばないわ!

 

Yさんは、J君がお風呂に入っている間に、真面目に頑張りすぎる

J君を笑かす為に!

カレンダーの裏に、マジックで大きく!

●しゃべる事!
●食べる事!
●遊ぶ事!
●歯をちゃんと磨かない事!(特技)
●早く寝ない事!(特技)
●早く起きない事!(特技)

この紙を机の上に!

そして、同じことを書いた紙を練習用の履歴書ファイルの中にも

入れました!

お風呂から上がったJ君は、机の上をみて。。

高校生J君

ちょっとーーー!真面目に考えてよーー

Yさん

真面目すぎるから、ちょっとリラックスしたほうがいいねん

それに、全部ウソではないやろ?(笑)

高校生J君

下の3つは、ヤバイやろーー(笑)

ここからは、用紙に書く作業はもう、集中力の限界だった様なので

ホワイトボードや、大きな紙にマジックで書く!に変更

行や、枠に収まるように書く事は、J君にとってすごいエネルギーが必要なんです。

その為、長時間は無理。

小学生の頃から、ずっと続けている事は

「書く事=ストレス」

にならない様に、少しでも「書く事=楽しい」になるように

ホワイトボードや、大きな紙にマジックで書くと

行や、マスが無いため、豪快に書くことが出来ます。

 

真面目に考えないYさんと、真面目に考えるJ君の

「趣味・特技」については、ちゃんと出来るのでしょうか?

まだまだ、J君の苦難は続きます。

この履歴書作成のエピソードはかなり長いので

何回かに分けてご紹介していきます。

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