5年生のJ君 病院の先生からのお話しがあります。
- 元々真面目なタイプ
- 頑張り屋さん
- 集中力の持続が難しい
- 高学年になってからは、勉強について行くのも、更に困難になる
以上の理由から、集中力の持続が出来る様に 「ストラテラ」の薬の
服用を勧められました。
これは、この先の 中学生=高校受験に目を向けた提案でした。
「発達障害」と言っても様々で、特にJ君の場合は
「自閉症」の「こだわり」+ ADHDの「注意欠陥」+ LDの「書けない」
を持っているのですが、IQ検査では グレーゾーン。
健常児・・IQ 90以上
障害児・・IQ 70以下
グレーゾーンなので、70~90の間です。
グレーゾーンの子は、障害手帳の取得が難しい事もあり、J君も病院で検査を受けてますが、
結果はグレーゾーンで、日常的に困難な事はあるものの、手帳の取得を勧めるほどの
事は無く、どちらかと言えば、健常児の中で健常児と同じように進んでいけるタイプ
なので、高校受験も皆と同じ。 それならば、今のうちから集中力を持続させて
少しでも、勉強をしやすい環境を整えてあげる事を考えてみては?と言うものでした。
5年生になり、日々の漢字の宿題では、「A」「A’」「B」「B’」「C」と。5段階での
評価を付けて返してくれます。J君はほぼ「B」か「B’」なのですが、1度だけ
すごい集中力で書いた日があり、「A’」をもらったことがありました。
ものすごく喜んで、何度も何度もYさんに「A’」のページを見せてくれたそうです。
薬を飲むことで、集中力が持続出来れば・・・
- 「A’」が増えて、モチベーションもあがる?
- 親子での日々の宿題タイムのイライラが少なくなる?
- 学習への取り組みがスムーズになる?
しかし、この薬を飲むことでの副作用があります。
- 便がゆるくなる。(元々、便秘ぎみなので、ちょうどいい?)
- 何度もトイレに行きたくなる。
- 眠くなる。
- 暴言が増える。
- 食欲がなくなる。
この様な副作用が、起きることがあるそうです。
きっと病院の先生もずっとJ君を見てこられて、この子には必要かも?と思われての
提案だと思うので、今後の事も考えて、Yさんは迷いながらも
この薬を試してみようと思われたそうです。
もし、薬を試して何が不都合が出た場合は すぐにやめてもいい!
ぐらいな気持ちで、次回の診察時に先生にお返事をする事になりました。
学校の先生や、勿論 J君本人にも相談したうえで決める事にされました。
そして、結果 お薬の服用になります。このお薬の服用は長く、
高校に入るまでの間続きます。副作用にも苦しみながらですが、
やはり、集中力を持続するために、選択したので服用を続けられたそうです。
お薬を飲むことによっての集中力があがり、J君の5年生が始まります。
しかし、お薬の副作用かも?の暴言もかなりきつくなっていきます。
お薬の副作用だけではなく、反抗期も重なっての事だとは思いますが・・・
少しずつJ君の反抗期の様子も アップしていきます。
コメント