スライスチーズ事件

自閉症の息子と母の奮闘記 幼少期編
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スライスチーズでの出来事です

Yさんの子育て中のお話しの中で、印象に残ったお話があります。

ある日の事、J君が食パンにスライスチーズをのせて食べるのですが、

その日は、チーズを自分でのせさせようとしてたんです。

しかし、スライスチーズって結構綺麗にはがすのが難しいんですよね。

J君はものすごくこだわりがあるので、チーズの端っこが少しでも

欠けてしまうと、もう食べれないんです。

Yさんの取った行動は!何と、スライスチーズを山の様に(100枚ほど)

購入して、自分で納得のいくまでスライスチーズを開けさせたらしいです。

中々上手くできなくて、欠けたチーズが山の様になって行ったらしく、

でも、最後までやらせると、遂に40~50枚目あたりで成功!

無事、食パンを食べることが出来たそうです。

何とゆう忍耐力・・・驚きました。その欠けたチーズは勿論リメイクされたそうです。

欠けたチーズが山の様になっていくさまも凄いですが、それを見守り

最後までやらせる!そのYさんも凄いです。

一番すごいのは、やはりJ君 最後までやり切る集中力です。

スライスチーズをはがすのは、結構忍耐がいりますよね?

それを、その枚数を、一枚の食パンにのせるために、頑張ったJ君は、

本当にすごい!彼の集中力に頭が下がる思いです。

自閉症のお子さんは、こだわりと集中力が、半端なくすごいんですね。

自分に置き換えると、スライスチーズが山の様になるなら・・

きっと我慢できずに、途中で取り上げてます・・・

少しぐらい端っこが切れても大丈夫!とかゆってしまいそう・・・

このチーズの話だけでも、驚きましたがこんな事は、普通だと言われました。

J君はこだわりが強く、納得しないとダメなタイプらしく、日常生活の中でも

沢山のこだわりがあり、常にそれに付き合っていかなくてはいけないらしいです。

決して怒らず、諭す。これが一番難しく大変ですよね。

怒るのは簡単です。突き放せばいいんですから・・・

小さい子供に、怒らずに諭すのは容易な事ではありません。

日常生活の、ちょっとした中にもお母さんの忍耐が 伺えました。

 

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