エイサーの黒いTシャツへの熱い思い

   

 

J君の小学校は、人数が少ないため、運動会では毎年

1年生と2年生は ダンス

3年生と4年生は 1年交代で「南中ソーラン」か「エイサー」

2年間でどちらもやります

5年生6年生は 組体操

J君は 3年の時に「南中ソーラン」だったので今年は「エイサー」

エイサーでは黒いTシャツを着て踊るので、6月ごろにJ君から話がありました。

J君「今年は、エイサーやから 黒いTシャツを買っておこう!」

Yさん「え??運動会は9月やから 早くない?」

J君「どうせ いるんやから いいやん!」

Yさんは、どうせいるんだから 早いけど買うと、J君は 私服の入ってるタンスではなく

体操服の入ってるケースの方に 大事にしまったそうです。

暫くしてから、運動会の説明があった時、毎年10月に行われる(メチャハッピ祭)

の行事があるのですが、J君たちは「南中ソーラン」で3年の時に城ホールで踊りました。

今年の運動会は「エイサー」の予定でしたが、「エイサー」では祭に出場できない為、

校長先生が、今年もメチャハッピ祭に出場したいので、「3,4年は今年も南中ソーラン」

そう決められたそうです。(今年から校長先生が変わり、異例の2年連続)

なので J君たちの学年のみ2年連続の「南中ソーラン」

メチャハッピ祭への参加となります。元々、南中ソーランは大好きなので、

4年生の子たちは混乱する事も無く、「今年も南中ソーラン!」喜んでいました。

エイサー用に準備していた黒いTシャツは、必要無くなったので、私服として使おうと

思っていたら・・・

J君「これは、エイサー用やから オレらはエイサー出来ないから・・このTシャツは

着られへん!」

Yさん「別に Tシャツなんやから 普通に着たらいいやん」

J君「あかん!これはエイサーの為のTシャツやから!」

これもJ君の 独特なこだわりですね。

着る事も無く、ただ 体操服の入っているケースの中にずーっと入れたまま

1年が過ぎ、5年生になりました。 ある日突然!

J君「エイサーの黒いTシャツってまだあるやんな?」

Yさん「あるけど、5年生は組体操やろ?」

J君「うん! オレらは組体やでーでも 3,4年は エイサーやねん!」

Yさん「それで?」

J君「 T君(4年生の支援学級の子)がなー エイサーやねんけど黒いTシャツを

準備できてなくて、先生も困った感じやったから、これはエイサー用のTシャツやからな

T君にあげたいねん!」

支援学級の先生のお話しによると、困ってるとはいえ、T君も4年生なので

自分で親に言うとか、自分から「困りました」って伝えてくれるのを

待っている、とのお話しでしたが、YさんはJ君の気持ちを先生に伝えることに・・

※「エイサー」の為の黒いTシャツ、自分たちはエイサーが出来なかったから

黒いTシャツを使えなかったけど、今年の3、4年は エイサー だから

この黒いTシャツが役に立つ!T君が なかなか準備出来ん事を知っていたから、

オレが着る事が出来なかった「エイサー用の黒いTシャツ」をT君に使ってもらいたい!

先生はこの事を聞き、J君のこの気持ちがうれしくて、そして1年間ずっと大切に

しまっておいた「エイサー用の黒いTシャツ」の出番を作ってあげたい!

そんな風に思ってくださり、このTシャツを受け取って下さいました。

★ エイサー用の黒いTシャツだから、私服には使えない(J君のこだわり)

★ このTシャツは出番がないからかわいそうだ・・

★ 1つ下の支援学級の子が困っているから 助けてあげたい

こんな風に考えれるJ君を Yさんは大好きだ!とおっしゃってました。

そして運動会当日、3、4年の「エイサー」を見ながら

「一年越しで、やっとJ君の エイサー用の黒いTシャツの出番がやってきた!」

そう思いながら エイサーを見て 本当にうれしくなったそうです。

本当に、人を思いやれる心があり、ものを大切にする事が出来るJ君

本当に優しい子に成長しています。4年生になると、少しお兄ちゃんの気持ちが

芽生えてきてて、下級生の面倒をよく見るそうです。

こんなJ君ですが、出来ない事も沢山あります。しかし、出来ない事を認めて進む!

どんどん前に進んでいくJ君の様子を 次回でお伝えします。

 


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