心の中のもう1人の自分

心の中のもう1人の自分
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小学4年生のJ君 スイミングの帰り道に 突然 本当に突然に話し出します。

J君「世の中には 皆 本当は自分が2人おるねん。1人は自分で、もう1人は

心の中におって、その人が外の自分に話しかけるねん。

オレは、H君やR君やM君に いじめられた時に 心の中のオレが

”我慢しろ!”ってゆーねん 多分 H君たちの心の中の人は”強く!威張れ!いじめろ!”

って言ってるんやと思う。オレの心って きれいなの?弱いの?」

こんな事を聞いてきた、J君に Yさんは 驚かれたそうです。

まだ、4年生なのにこんな事を考えてると・・・

Yさん「Jちゃんの心は、きれいやで、友達を傷つけないから、いつも強くて優しいねん」

J君「H君たちの心は、悪魔なん?」

Yさん「悪魔かどうかは、わからんけど ちょっとだけ 汚れてしまってるんかな?」

J君「この前な、R君に箸箱で 剣道されて すごい いややってん・・」

Yさん「R君に?いつのこと?」

J君「小2のときやん! ほら・・オレがイライラして帰って来た時があったやろ?」

Yさん・・・??? そういえば・・・J君は 大好きなウルトラマンのMY 箸・箸箱

を 小1 小2と持参していました。今日になってその時の事を、まるで昨日の事の様に

鮮明に話をしてくれました。 そして、続けてJ君は話し出します。

J君「最近、M君は少しマシになって来た。後は 口が悪い所と、授業中にうるさい

所が 直ったらきっと心が 綺麗になるとおもうねん。

でも、Hくんはな~ オレが自閉症の事や字が汚いのは、努力してないわけでは無い事

ひかり(支援学級)でも勉強してる事。病院も行ってる事。こんな事を、教えて

あげたいけど、きっとまだ、今の H君にはわからんやろな~」

なんとも!子供らしからぬ、冷静とゆう・・客観的に捉えてると言うか・・

Yさんは、我が子ながら びっくりするぐらいの 客観眼で 深~~~~い所まで

考えてしまってるんですよね。 こんな感じの会話が 本当に唐突に始まるそうです。

J君の心の中は、とーっても繊細で、複雑なんです。

でも、これが今の J君なので 全てを温かく包んでいる Yさんでした。

この会話の中で 本当に複雑な思いのJ君の気持ちを伺えました。

J君は優しいお子さんですね、でもこんなに優しいJ君が お友達にブチ切れた!

事件があります! これは、J君が強くなったんです。次回、ご紹介したいと思います。



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