100体のウルトラマン騒動

100体のウルトラマン騒動
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小学校1年から2年の頃の出来事です。J君は大のウルトラマン好き!

100体以上のウルトラマン関係のフィギアを持っていました。

このフィギアが騒動の元となって行きます。J君はDVDや本通りに古い順番で

セリフ付きで、戦いを再現するそうです。古い順番にこだわる為、ウルトラマンから

はじまり、マックスまで!テレビの順番に、怪獣と次々と戦いのシーンのみを再現します。

1つ1つの戦いの場面も長く、全部やりきるまで大体2時間はかかったそうです。

夜の8時から始めると、9時の就寝までに終わらない為、Yさんが手伝う事に・・・

J君「ママも手伝って!」

Yさん「・・・・」

J君「毎日オレがやってるのを見てるやろ?わかるやろ?時間ないし9時には

終わらなあかんから、しっかりやってな!」

J君「オレがウルトラマンからやっていくから、ママは マックスからやってきて!」

しかし・・・Yさんがしっかりと覚えてるわけではないので、ついつい適当に・・・

そうするとJ君は「怪獣が違う!」「倒れ方が違う!」「その怪獣は5番目!」など・・

それはそれは、厳しくチェックが入るそうです。

最後にはJ君が「もうっ!毎日やってるんやから いい加減に覚えてや!

時間無いんやから、しっかりやってや!」と怒られる始末・・

さすがにYさんもすべての戦いを覚えるのは無理で・・・(大人ですからねぇ)

20時過ぎてからの戦いは、すべて早送りバージョンでやってと促したそうです。

要するに、戦いもセリフもすべて、早送りの様に再現するんですが、J君は全て

頭の中に入ってるので、自分の世界の中でものすごいスピードで、再現し続けます。

途中でJ君は「ママ、ちゃんと見えてる??」

などと、如何にもママの為に再現してるように 言ってくるらしいですが、

まぁ・・Yさんは・・・ねぇ。。

なので何時も「大丈夫!見てるよ~その調子で続けてね~」と合わせていたそうです。

早送りバージョンにしてくれたので、ママの時間との苦しい戦いは 終わったそうです。

自閉症のお子さんは、自分の興味のある事に対しては、尋常ではない集中力を見せる事が

あるそうで、このウルトラマンもその1つですね。

ちょっと、面白いエピソードをお聞きしたのでご紹介します。

小学校2年の地区運動会での事

「パン食い競争」の説明で「手は使わないで、口でとる!

ヨーイ ドン! J君は口で上手にパンを取れましたが・・・

何と!パンを地面に落としてしまったんです(´;ω;`)ウッ…

しかし!J君は 落としたパンを四つん這いになり、口で拾おうとしていました!

係りの人が、「ぼく~手で拾っていいよぉ~(笑)」

そう言ってくれました。 J君は・・ゴールしてから 一言!

J君「あの大人の人が手で拾っていいよーって ゆったでー ルール知らんのかな?

この言葉に、周りの大人たちは大爆笑だったそうです。

この面白いエピソードも、自閉症のおこさんならではの、「言葉通りに受け取る」

なんですねー でも 可愛いです! 落としたパンを必死で拾おうとする姿が、

目に浮かんで、思わず笑ってしまいました。

 





 

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