「こだわりの 読みきかせ ごっこ」

自閉症の息子と母の奮闘記

 

小学校2年生のJ君 この頃小学校では「読み聞かせ」の時間がありました。

外から招いた方に本を読んでもらうのです。

ある日の夜、「読み聞かせごっこ」が始まります。

J君「読み聞かせごっこしよー」

Yさん「どんなん?」

J君「僕が先生やから、いつも先生が持ってる袋かしてー」

Yさん「どんな袋?」

J君「肩からかける 本が入るちょうどいい大きさの!」

Yさんはいきなりの事で、どれがいいのかわからず、お家にあるありとあらゆる袋を

出してきて、J君に見せましたが、J君の言う「ちょうどいい大きさ」

※ これは読み聞かせの先生が持ってる袋

このちょうどいい袋が無くて、部屋中をひっくり返して、「これもちがう!」

「これもちがーーーう!!!」とパニック状態・・・

しかし、無いものは無いんです。でも、この事を受け入れられないJ君・・

散乱する部屋の中で、J君が落ち着くのを待ってから、話しかけます。

Yさん「ちょうどいいカバンが無くって悲しかったねー。でもなー

無いものはないねん、どうする事もできないねんでー 他のかばんは

いやなんやろ?」

J君「いや!先生と同じのがいい!でも・・ない!! もう!読み聞かせごっこ

できんやん!」そしてポロポロと泣き出してしまいます。

Yさん「同じのは無いし、ごっこは出来ないし、腹立つねんな?でもなー

どうする事もできんよな。こんな時はな「なかった!!できなっかった!!」って

悔しい気持ちを、声に出して 思いっきり泣いていいんやでー」

この様にJ君に声をかけられたそうです。

そうすると、J君はもうーワンワン泣いて、泣いて、泣きまくりです。

親が、何とかして上げれることと、してあげられない事があります。

してあげれない時に、YさんはいつもJ君の立場に立って、J君の気持ちを代弁し、

理解し、「ママはJちゃんの気持ちをちゃんとわかってるよ」

この事を伝えてこられたそうです。先ずは息子の気持ちを受け止める!

そして、理解する事が大切だと言う思いで、接してこられました。

やがて、いーーーーーぱい泣いたJ君に

Yさん「同じカバンは無いけど、違うカバンで読み聞かせごっこする? しない?」

J君「今日は・・・無理・・ちょっと、考える・・」

そして、翌日の夜。 自分でカバンを選び、中に本を入れ、カバンを肩から掛けて

J君「はーい。読み聞かせの時間ですよーーー!」

突然、読み聞かせごっこが始まります。そしてごっこが終わった時に、

J君「本当はなー本が横にピッタリ入って、も少しペラペラしてる袋やねんけど、

うちには、これしかないから 本当は違うけど・・これにした」

”本当は違うけど、これにした”

きっと、ほかの子供は もしも、読み聞かせごっこをするとしても、

ここまでカバンには こだわらないんだろうなーと思われたそうです。

でも、J君は”一緒じゃなきゃダメ!”この気持ちが強いんです。

今回、「どうにもならない事がある」と言う事を、J君なりに受け入れて、

「違うけれども、これにした」この形に進むことが出来た事が、本当に

嬉しかった。とおっしゃっておられました。これも1つのJ君の成長ですよね。

強いこだわりのある、「自閉症」のお子さんですが、成長と共に

自分の中で上手に受け入れ、理解しそしてやがて調和していくことが

出来るのです。まだまだJ君は受け入れるのに時間が、かかりますが、

これからの成長が楽しみで、又 頼もしくもあります。

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