「オレって、何の障害?」

   

小学校生活も慣れてきた2年生の頃、少しずつクールダウンも身につきはじめ、

段々と落ち着いてきたのですが、今度はお友達関係に悩まされていきます。

J君は、支援学級に=ひかり に席があります。お友達から

「お前、障害あるやろ?ひかりに行ってる子は障害あるねんでー、ひかりに行ってる子は

障害やー!!」とからかわれるようになったそうです。

それからのJ君はひかりに行くのを嫌がったり、「障害」という言葉に敏感になります。

そして遂に、「オレって何の障害?障害なん?友達に言われたんやけど・・」

こんな風に聞いてきたJ君に対してYさんは、今が時期なのかな?と感じ

保育園児の時に、ウルトラマンに例えて説明した、ピコンピコン病では通じないなと

思われてそうです。そこでゆっくりと、J君の1つ1つの質問に答えながら、説明を

されたそうです。まずは、病気と障害の違いからです。

※ 病気・・病院でお薬をもらったり、注射などをしてお家で寝てたら治る。

※ 障害・・病院でその人が過ごしやすくなる方法を教えて貰って、家族や学校が

皆で助け合って、付き合っていくもの。

最初はこの様に説明されたそうですが、J君はこれだけでは理解できず、

ここからはJ君との会話で丁寧に答えていかれたそうです。

Yさん「小さいときに、ピコンピコン病って言ったよね?まだ小さいJちゃんに

解りやすく教えるために、ママが付けた名前で、本当は「自閉症」って言う障害

なんだよ」

J君「オレは、歩けるし、しゃべれるし、目も見える、耳も聞こえる!」

Yさん「それは、身体障害って言って、体のどこかに不自由がある人の事で、

Jちゃんの場合は、体の中の見えない部分に障害があるねん」

J君「よくわからんわ・・どーゆこと?」

Yさん「例えば、書くことが難しいよね?お友達は簡単に書けるけど、Jちゃんは

とーっても苦労するよね?他には、友達に早口で、いっぱいしゃべられると頭の中が

めちゃめちゃになって、聞こえなくなるやろ? イライラしたり、怒りが止まらなくて、

大暴れしちゃう時もあるよね? 学校で突然 いつもと違う事をしたり、

昨日言われたことを、急に変えられたり、体育や図工で初めての事をする時は

ドキドキして不安になるやろ? こんな事が、体の中の見えない部分の障害やねん」

J君「じゃーどうしたら治るん?」

Yさん「病気じゃないから お薬飲んだり、寝たりしても治らへんねん。「障害」

ってゆうのは理解して付き合っていくもんやから」

J君「じゃー オレはどうしたらいいん?」

Yさん「Jちゃんは今までの様に、Jちゃんのペースでゆっくりと、

頑張っていけばいいねんでー 障害のある子は、神様に選ばれた子やねん

神様が、きっとJちゃんなら 少し苦労しても、少し嫌な思いをしても、

いつも明るく、元気に育ってくれると思ったんやでー。だから友達よりも

いっぱい努力したり、つらい思いもする!でも選ばれたんやで!」

J君「そんなん 言われても、頑張ってもどうせ友達よりきれいな字は

書かれへんやん・・・」

Yさん「でも!1年の時より今のJちゃんのほうが、きれいな字書けるやん!

友達と比べるんじゃなくて、少し前の自分と比べてみー」

J君「そんなん お母さんしかわかってくれへんやん!誰もわかってくれへんもん。

お友達から「J君へたくそ~」言われたら ほんまはめっちゃ 腹立つねん!」

Yさん「お友達から「へたくそ」言われたら泣いたり、怒ったりせずに、「この字は

今のオレの一番きれいな字やー!」そう言ったらいいねん」

J君「いややーどうせ笑われるだけやし・・・いやや・・・」

この様な会話が続きます。そう簡単には受け入れられませんよね。

少し長くなりましたので、この後の会話など次にまとめたいと思ってます。

YさんがどのようにJ君に障害の事を理解させていくのかが、気になります。

少しずつ強く成長していったJ君の姿を書いていきたいと思います。

 

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 - 自閉症の息子と母の奮闘記, 「オレって、何の障害?」